福島第一原発では、汚染水を増やさずに原子炉を冷却するための「循環注水冷却」は、相次ぐトラブルの末、ようやくきのう注水をはじめましたが、開始からわずか1時間半で停止してしまいました。 原子炉の安定的な冷却には欠かせない「循環注水冷却」の問題点とは。山崎記者の解説です。 まずこちらをご覧下さい。 福島第一原子力発電所では、地震と津波で原子炉を冷やす冷却装置がこわれてしまいました。 そのためこの3か月あまり、画面左下のタンクから水を流して、1号機から3号機の原子炉に水を入れて冷やしてきました。 しかし、原子炉に入れた水は、放射性物質で汚染されてしまいます。 さらにその汚染水が損傷した原子炉の外に流れ出し、建物の中にたまり続けてきました。 東京電力では、増える汚染水を画面右上の汚水貯蔵施設に移してなんとかしのいでいましたが、それも徐々に一杯になり始め、 このままでは来月上旬にもたまった汚染水が施設