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ブックマーク / finalvent.cocolog-nifty.com (62)

  • オバマ米大統領が民主党鳩山首相にガッカリしたのがよくわかった: 極東ブログ

    こういうのもなんだが、私は民主党政権自体に関心がなくなりつつある。この先、政治の失態から国家の存亡にかかわる事態となっても、国民の選択の結果なんだからしかたがないなと思う。戦前の日国民もこんなふうに政治を見ていたんだなと歴史の理解を実感を込めて深める機会が得られたと考えるとよかったことかもしれない。滅びゆくものを見果てるというのは、平家物語以来の日の美学でもあるし。 自分で批判できる部分については、すでにこのブログで書いてきた。それでも、まだまだガッカリし足りないんだなと心を新たにする。というか、オバマ米大統領が民主党鳩山首相にガッカリしたのがよくわかった。鳩山首相の資金管理団体「友愛政経懇話会」の偽装献金事件についての、彼の発言の変容ぶりによく表れている。 平成21年11月06日、参議院予算委員会で、まだ自民党にいた舛添議員が偽装献金事件について鳩山首相に問いただしたところ、彼はこう

  • 郵政改革法案を聞いて、これが民主党なんだろうかと思った: 極東ブログ

    亀井郵政改革相の話を真に受けるとどうなるか。中小企業向け貸し出しや個人向け住宅ローンのモラトリアムの騒ぎで歴然としている。なので、どうもいいやこんな話という思いと、意外とこのあたりが丸なんだろうなという薄気味悪い思いもないわけではない。国民がこんな政府を選択し、それでいいというのだから民主主義なんでしかたのないことだが、これが民主党なのかという疑念と、原口総務相も亀井氏に同調していることの不信感の二点が個人的には気になった。 これが当に民主党政権なのか? 君子豹変とはいうが、こういうものなんだろうか。24日、郵政改革法最終案を亀井郵政改革相と原口総務相は記者会見で発表した。同日付け読売新聞社記事「郵政改革法最終案、預入限度額は施行時に再検討」(参照)より。 ゆうちょ銀行への預入限度額は現在の1人当たり1000万円を2000万円に、かんぽ生命保険への加入限度額は1300万円を2500万円

    ruletheworld
    ruletheworld 2010/03/27
    『暗黙の国家保証というのが何を引き起こすか、米国が壮大に実現してくれたのだが、それでも他山の石とならなければ、一つ一つ痛い目をして覚えるしか民主主義の進歩はない。』
  • 本当は喜んではいられないクロマグロの話: 極東ブログ

    現在もカタールで開催中のワシントン条約締約国会議だが、大西洋クロマグロを絶滅危惧種と指定し、国際的な商業取引を禁止するモナコ提案については、日時間で一昨日の夜、予想外の大差で否定された。 否定の先頭に立っていたのが日であることから、日の主張が国際的に認められたという印象もある。当初の予想では、米国もEUも賛同しているモナコ案が優勢とも見られていたので、否決は意外という印象もあったし、私としても、やや意外感はあった。 事前の国内ニュース報道などでは、これでもう日人はマグロがべられなくなるといった印象を撒いているものがあった。だが、この海域からの日のクロマグロ輸入割合はマグロ全体の5%ほどにすぎず、また冷凍品も1年ほどのストックがあることから、モナコ案が通っても庶民の生活にはそれほど大きな問題にはならないだろう。みなさん、そんなにクロマグロなんてべてないでしょ。 それでも絶滅が

  • [書評]「環境主義」は本当に正しいか? チェコ大統領が温暖化論争に警告する(ヴァーツラフ・クラウス、監修・若田部昌澄、訳者・住友進): 極東ブログ

    [書評]「環境主義」は当に正しいか? チェコ大統領が温暖化論争に警告する(ヴァーツラフ・クラウス、監修・若田部昌澄、訳者・住友進) 書「「環境主義」は当に正しいか?」のタイトルには「環境主義」とあり、実際に読んでみるとそこに重点が置かれていることは理解できるはずだが、現在世界の課題として見れば、地球温暖化を扱っており、それゆえの白黒を問われるなら、どちらかと言えば、地球温暖化議論に否定的な立場にある。地球温暖化懐疑論として読まれてしまうかもしれない。 しかしそう読むのなら、書になんども言及があるように、ビョルン・ロンボルグ氏の「環境危機をあおってはいけない」(参照)以上の知見は含まれていないといってよいだろう。それでも著者ヴァーツラフ・クラウス氏は、ロンボルグ氏の比較的古い同書の他に、2007年時点でのロンボルグ氏の見解も当たり、できるだけ最新の情報に接しようとしている。さらに、ロ

    ruletheworld
    ruletheworld 2010/03/01
    幸福追求なる美名で偽装したブタの快楽追求のためなら、より下等な生物の生命など一顧だにする価値なしと余裕をぶっこく下等生物共は、上位生物に同様の対応をされた時にどんな反応をするのか実に興味ぶかい
  • 自転車に課税しろ: 極東ブログ

    読売新聞社説「放置自転車税 鉄道に負担を課すのは筋違い」が、面白いといえば面白かった。放置自転車の対策費を得るために、豊島区が鉄道会社に課税する法定外目的税創設の条例案をいかんというのだ。確かに、駅前放置自転車の責任を鉄道会社に帰すというのは、変な話だなとは思う。読売も大衆迎合のいいところに目を付けた。 とはいえ、問題の放置自転車の対策はどうなるのか。読売はこう怒鳴る。 問題の責任は、放置者にある。撤去作業の回数を増やすなど、放置しにくくすることが、最も効果的ではないか。 なんだかなである。放置者ってみなさんのことですよ。みんなそろってアモラル(不道徳)なことやっているのだ。現代日人のプチアモラルの代表ともいえるのが自転車だ。歩行者に警告音を出して歩道を走る(これは違法です)、二人乗り、携帯電話しながら走行、喫煙走行、こういうのを見ながら、私は中島義道のように、「おめーらみんな叩き切って

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    ruletheworld 2010/02/07
    自転車が止められる場所が無いのは自動車脳汚染思想による自動車至上主義の街作りのイメージが経路固定し再生産されたため。自動車に全ての社会的費用を正しく支払わせた後なお必要なら同意する
  • 「輝きのある日本へ」、そうだったらいいのにな♪: 極東ブログ

    鳩山政権は30日の閣議でようやく成長戦略の基方針「輝きのある日へ」(参照)を決定した。来なら経済危機の状況下では成長戦略こそがマニフェストであるべきだった。経済危機にある状況下では最初から取り得る政策は限定されているから、むしろ政治のモラトリアムこそが求められるべきだった。あるいは政権交代をするのであれば、経済危機を脱していかなる成長戦略を描くのが問われるべきだった。 しかし、民主党は成長戦略とは関係ない空疎な理想を選挙中はわめきちらし、後になって鳩山首相自身「政治主導」「官僚任せ」が「どういうものかも分かっていなかった」と告白するに至った。最初から無意味な政権交代だった。が、変わったことはあった。政権交代後になってから、民主党政権は自民党政権にチェンジした。民主党が劣化自民党に変わった。今年はつまりそういう変化の年だった。 民主党は今回の成長戦略で、国内総生産(GDP)を2020年

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    ruletheworld 2009/12/31
    概ねその通りだが、脱コンクリートは当然だろ。介護に転職が無理なら林業か太陽光パネルを取り付ける仕事に就くしか無いよ。もっと真面目にグリーンエネルギーに取り組んでたら今頃建設ラッシュだったのにな
  • 習近平国家副主席訪日の意味は何だったか、その後の文脈から見えてくるもの: 極東ブログ

    習近平国家副主席訪日が何だったのかは、その後の文脈から見えてくるものがある。そして見えてきたものからして、民主党政権がどのような外交をしてしまったのかということがあらためて問われるだろう。 国内報道やネットでの騒ぎという点で見るなら、習近平国家副主席と天皇陛下会見を巡る話も一段落ついたころだろうか。私は「習近平副主席訪日の天皇特例会見のこと: 極東ブログ」(参照)で紛糾の遠因に中国国内の後継者選びの問題を見ていた。そうした私の意見はブログにありがちな奇矯な意見として孤立していたようにも思えたが、ようやく中華圏からも同種の視点が出て来たようだ。「後継者問題の対立が原因か=副主席の「天皇会見」申請遅れ-中国」(参照)より。 【香港時事】中国政府が習近平国家副主席と天皇陛下の会見を日側のルールが定める1カ月前までに申し込まず、特例として会見が認められたことについて、胡錦濤国家主席の後継者問題を

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    ruletheworld 2009/12/27
    『この失策は、失策故にウイグル人弾圧をやめるように是正されるのではなく、どうやら習氏を旗頭に強化される動向にあるようだ。習氏のアジア諸国歴訪と並行した形でさらなる弾圧が継続していた。』
  • 自民党麻生政権のゾンビと化した民主党鳩山政権: 極東ブログ

    結論から言えば、8日に決まった鳩山民主党政府による7兆2千億円規模の緊急経済対策は正解であったと私は思うし、であればそれを押し通した亀井静香金融相の政治力は大したものだった。そしてこの財政出動によって、民主党鳩山政権は自民党麻生政権のゾンビと化した。 新規国債の発行は緊急経済対策で53.5兆円に跳ね上がった。自民党小泉政権時代に「国債発行額を年30兆円以下に抑制する法案」を提出していた当時の鳩山由紀夫民主党代表が懐かしい(参照)。当時は「民主党では、財政健全化への取組み開始後5年以内にプライマリー・バランスを均衡させることを主張しており、法律案は、その第一ステップとなるものだ」と述べていたものだった。 この鳩山氏の志は今年の総選挙時も変化がなく、「国債というものをどんどん発行して、最後に国民の皆さんに負担を求める。こんなバカな政治をやめたいんです。みなさん」(参照)と熱弁していた。しかし

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    ruletheworld 2009/12/10
    『事業仕分けであれだけ連日多数で大騒ぎをして、埋蔵金を除けば0.6兆円しか出て来ず、しかもこれから削りすぎを修正することになる金額の10倍近い額が、エイと密室で決まる様は感動的』
  • 黒色炭素(Black Carbon:ブラックカーボン)の地球温暖化効果: 極東ブログ

    人為的影響による地球温暖化(AGW:Anthropogenic Global Warming)の原因とされる温室効果ガスの代表は二酸化炭素(CO2)だが、米航空宇宙局(NASA)によると、全体の影響で占める割合は43%。半分以下である。その他の温室効果ガスで影響力の高い順に見ていくと、メタンガスが27%、黒色炭素(Black Carbon:ブラックカーボン)が12%、ハロカーボン(Halocarbons:ハロゲンを含む炭素化合物)が8%、一酸化炭素と揮発性有機物は7%となる(参照)。 一位のCO2と二位のメタンガスについてはよく知られているが、三位の黒色炭素はいわゆる煤のことである。ろうそくの炎の上にガラスを軽く当てると、きめの細かい煤が採取できる。落ち葉焚きといった通常のバイオマス燃料の燃焼でも発生する。この黒い色の特性が熱吸収をもたらすことで温暖化を促進している。氷や雪に付着して溶解を

  • [書評]この金融政策が日本経済を救う(高橋洋一): 極東ブログ

    「この金融政策が日経済を救う(高橋洋一)」(参照)というが出ると聞き、アマゾンで予約しておいたらひょっこり届いた。カバー裏に「書は、おそらく世界一簡単な金融政策の入門書です。数式を使わず、平易に、高校生でもわかるようにしました」とあり、確かに「簡単」というのもわからないではないのだが、高校生でこれは読めるだろうかな、名目金利や実質金利の話などは、例をあげて説明を割かないとわかりづらいのではないのかなとは思った。 内容的には、経済学的な面では「極東ブログ: [書評]霞が関埋蔵金男が明かす「お国の経済」(高橋洋一)」(参照)で扱った新書とだいたい同じ、文春のほうが読みやすい感じはする。ようするにリフレ論です。 が、今回の光文社のものは、リーマンショック以降の状況を扱っているのと、かなり露骨に与謝野・白川失政を突いているので、露骨に言うと政府や日銀にすり寄っておきたいマスコミ系にとってはけ

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    ruletheworld 2008/12/18
    『道路作っちゃえよ感はある』 都市部にLRTを敷いたり日本中の屋根に太陽電池パネルを設置する公共事業なら意味が有るが、未だに道路とか頭湧いてるのか?
  • 元厚生事務次官殺傷事件、雑感: 極東ブログ

    一応世相の記録(ログ)というだけで書くので、だから、このエントリには大した内容はないです。以下はブログとか読む暇人向け。その前に、殺害されたかたに哀悼します。 さて、私事その他いろいろあって(それほどでもないけど身近で不合理な死に遭遇したりとか)、またブログを書く気力がまたすっかり失われていたが、その間、元厚生事務次官殺傷事件があった。二例にすぎないが元厚生事務次官という意味のつながりが感じられ、印象としては政治テロかとも思えた。ただ、政治テロにしては明白なメッセージ性がいまひとつ弱いのと、警察が、わざとだとは思うが、小出しにする情報をつなぎ合わせると、リアル気違いかなという印象は濃くなる。そして、世田谷一家殺人事件のように迷宮入りかもという印象もあった。 が、昨晩、犯行者と思われる人物が警察に出頭した。名前も出されている。小泉。ネタかよと苦笑したがその後の経緯ではそうでもない。警察として

  • オバマ大統領の試金石は「ビッグ3」救済かな: 極東ブログ

    朝日新聞でこの記事を読もうとはちょっと思っていなかったが、別にそう違和感のあるものでもないのかもしれない。”ビッグ3、国にすがる 公的資金、生き残りへ頼みの綱”(参照)だ。話の発端は標題どおり。 米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)のリチャード・ワゴナー会長兼最高経営責任者(CEO)は7日、7~9月期決算発表後の電話会見でこう話し、政府による資金支援に期待を寄せた。 ワゴナー会長も、政府に「資金支援を求めている」ことを隠そうともしない。危機の打開策とみられた米同業大手クライスラーとの合併交渉を中断し、政府による「救済」が生き残りへの頼みの綱であることを印象づけた。 GMとフォード・モーター、クライスラーの米大手3社「ビッグ3」は今夏以降、米政府・議会への資金支援の働きかけを強めてきた。今秋成立した総額250億ドル(約2兆4600億円)の政府保証融資の活用は具体化してきたが、ブッシュ政権

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    ruletheworld 2008/11/09
    外国のライバルである企業のトップが『苦境に立っているので米政府が自国産業を補助するのは当たり前』(http://tinyurl.com/5n3hd6)とまで言ってるので環境投資を名目に使っての救済は規定路線だと思うが
  • 「嘘つきブッシュ」という物語: 極東ブログ

    タッチーな話題だし、みすみす誤解されるような話題に首をつっこむのもなんだが、これもいろいろ思うことがあったので少し書いてみたい。話は、米上院情報特別委員会(the Senate Intelligence Committee)が5日に採択した上院報告書だ(参照PDF)。 日国内で話題になったかどうかざっと見たところは確認できなかったが、英米圏の報道からは、よりディテールが報告されているものの、大筋では2006年に出された最初の報告書とはそれほど変わっていないような印象を受けた。そちらは読売新聞”米上院報告書、イラク開戦前の機密情報を全面否定”(参照)で邦文で読むことができる。 米上院情報特別委員会は8日、イラク戦争の開戦前に米政府が持っていたフセイン政権の大量破壊兵器計画や、国際テロ組織アル・カーイダとの関係についての情報を検証した報告書を発表した。 報告書は「フセイン政権が(アル・カーイ

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    ruletheworld 2008/06/13
    ブッシュ一味をお白州の場に出せばいいのに
  • もうコメント欄を承認制にしますよ。みなさんもそうしたほうがいいですよ。: 極東ブログ

    ブログの運営のことでこれだけ悩んだのは久しぶり。いろいろ悩んだけどね。もうコメント欄を承認制にしますよ。みなさんもそうしたほうがいいですよ。ということにしました。 承認制というのは、コメントを書き込まれてもすぐには反映されないということです。私が判断して、これはないんじゃないかなというコメントはブログに反映しません。せっかく書いていただいたコメントも、私の承認がないかぎり、コメント欄に表示されないことになります。「死ね」と書かれたコメントは表示の承認をしません。みなさんからいただいたコメントを表示するかしないかは私が責任をもって決めます。 そして、もう一つ。ブログを持っているみなさんも、これから持とうとしているみなさんも、コメント欄を承認制にしたほうがいいですよ、とお勧めします。 「でも私の使っているブログじゃできません。はてなダイアリーにはそんな機能がないんです」という場合は、そんなブロ

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    ruletheworld 2008/06/03
    ところで、「死ねばいいのに」という個人的な感想を表記するのは、相手にとっては死ねと等価なのだろうか?
  • 日本の備蓄米放出の話: 極東ブログ

    多少時期を逸したけど今日のワシントンポストの社説を読んで思い出した。簡単に糧危機と日のコメ問題をメモしておきたい。話はまずニューズウィーク日版5・21「真犯人は愚かな農業政策だ(It's the Stupid Politics)」がよいだろう。英語版は無料で読める(参照)。全体の概要はリードでわかるだろう。つまり、「先進国の農業補助と途上国政府の無策がこの危機を招いた」と。英語のほうのリードは"The world's poor are paying the pirce for years of bad goverment policy in agriculture.(世界の貧困は歴年の悪農政の対価を払っている)"。冒頭が面白い。 コメを輸入する必要などないと、多くの日政治家は考えている。実際、昨年の国内の収穫高は国内の需要を大幅に上回った。コメ生産農家を国際競争から守るのは、自民

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    ruletheworld 2008/05/27
    ポチが「気が狂ってる」で、とうもろこしエタノールやってる国が押し付けたMA米の転用の許可を与えただけの飼い主は賞賛か。選挙権のない51番目の州はつらいですな、あれか次は負けないって奴しかないのか
  • [書評]霞が関埋蔵金男が明かす「お国の経済」(高橋洋一): 極東ブログ

    3月に講談社刊の書籍について、「極東ブログ: [書評]さらば財務省! 官僚すべてを敵にした男の告白(高橋洋一)」(参照)を書いたが、書「霞が関埋蔵金男が明かす「お国の経済」(高橋洋一)」(参照)は、その高橋洋一による文春新書。 内容的には講談社に被るところがあるが、視点はぐっと身近な経済学に寄っているのと、インタビュー書籍であるが、インタビューアが高橋の業績をよく知っているらしく、要領のよい質問を繰り出しているので新しい価値がある(ただ、見出しがいくつか変なので編集の不手際は感じる)。 帯に「新日経済入門」と「高校1年生~財務官僚・日銀マン向き」とある。どちらも皮肉ではあるが、確かに高校一年生でも読めるだろうし、高校一年生ならこのくらい読んでおいたほうがいいだろう(大学生なら必読かな)。 ただし、この経済学がわかるといった類ではないし、ある意味で最先端の経済学のプラクティカルなエ

  • 学習すると早死にするらしい: 極東ブログ

    また3日穴が開いてしまった。しまったな。ちょっと気を抜いていたというか、日々ブログを書いていた時間をTwitterにシフトすると、なるほどそれなりにブログを書く気力みたいのも抜けるものなのかな。ブログが書けないわけでもない。いろいろ思うことはあるし、いくつか書評めいたことも書きたいもある。だけどネットに向き合う時間がなんとなく減りつつある。ジョン・マエダではないけど、背をもたれてを読むほうが心地よいし、ジャーナルもマシンの前を離れてコーヒーを飲みながら読むほうを好みつつある。年齢ってやつか。でも考えてみたら、こんなにネットにプラグする以前の行動パターンだったか。 そういえば「極東ブログ」という鉄人28号ばりのふざけた名前をブログ名にしたのは、できるだけ世界の端っこから世界を見つめていたいという思いもあった。以前なら目下のグルジア情勢やレバノン情勢についてもエントリを書いたものだった。そ

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    ruletheworld 2008/05/11
    ♪右を向いても左を向いても愚民愚民愚民~
  • 極東ブログ: 中国人のわかりづらさという雑談

    中国人といっても実際はかなり多様なので「中国人の考えかたはこうだ」というのは単につまらない偏見だったりする。それでも日人側から見ていると、誤解というか理解至らずの齟齬が繰り返され、「ああ、またか」と思うことはある。たいした話ではないので、これも雑談的に書くだけにしたい。 まず例の中国毒入り餃子事件だが、李小牧が書いた、ニューズウィーク日版3・26のコラム「日中ギョーザ紛争は歌舞伎潮流で解決せよ」が面白かった。日人の中国人誤解の一つのパターンだと彼は見ている。日の警察が言うように袋の外側から殺虫剤が染みこむことはないだろうとして、こう続ける。 たとえそうだとしても、それを日側が最初から大きな声で言ってしまっては、中国の立場がなくなるではないか。 今回の事件には、解決できるチャンスがあった。発覚直後の2月始め、中国の調査団が来日した。わざわざ調査団を日に送ったということは、中国当局

  • チベット暴動で気になること: 極東ブログ

    今回のチベット暴動で中国が責められるのはあらためて言うまでもないところだろうし、その部分は多く語られてもいると思う。以下は、中国側に立って中国を擁護したい意図ではない。また意図的に陰謀論的な話の展開をしたい趣味もない。だが、事態が十分に報道されていないこともあり、気になっているといえば気になっていることがあるので、基的には備忘として手短に書いておきたい。 まず今回の暴動のタイミングについてだが、この3月10日はチベット民族蜂起49周年にあたる。インターネットを検索すれば誰でもわかることだが、この記念日には毎年世界各地で平和行進が行われ、ダライ・ラマによる声明が発表される。チベット現地におけるその活動は不明だが、この日が重要な意味を持つことは当然予想されるし、暴発があっても不測の事態とは言えない。1989年のラサ暴動の記憶も当局側で消えるはずもないので、中国当局はなんらかの暴動は予想してい

  • チベット的癒しの話: 極東ブログ

    虐待されているチベットの人のことを思いながら書棚のを手にとって少し考えた。まとまった話ではない。雑談がてらに。 以前も少し触れたけど、ダニエル・ゴールマンが編集した「心ひとつで人生は変えられる」(参照)は、ダライ・ラマを交えた、「こころはからだを癒すのか」というテーマの討論会のまとめだ。この中で、心の傷を負ったチベット人の話が出てくる。ちょっと読むと、ダライ・ラマの意見はあっけらかんとした印象がある。 ダライ・ラマ 強制収容所に長くいたチベット難民は、収容所の体験が貴重だったとよくいいます。そこは最高の精神修行の場だったと。チベット人の場合、トラウマがこころに深い傷を残すいうことは珍しいんじゃないかな。その道の専門家にインタビューしてもらえばおわかりになると思うが、チベット難民はほかの難民とは違うと思いますね。 ダニエル・ゴールマン 彼らは悪夢に苦しまないんですか? ほかの拷問体験者みた