「足をすくわれる」の誤用の「足元をすくわれる」を正しい表現と思っている人が74.1%に上ることが24日、文化庁が発表した平成19年度の「国語に関する世論調査」で分かった。言葉遣いについては全体の約8割が「今の国語は乱れている」と答える一方で、「言葉は時代によって変わるから」として乱れを否定した“達観派”も6%を超え、増加傾向にある。 調査は今年3月、全国の16歳以上の男女3445人を対象に、個別面接で行い、1975人(57.3%)から回答を得た。 言葉本来の意味とは違う使用例では、「議論で計画が『煮詰まった』」の解釈が世代によって分かれ、50、60歳代は本来の「議論が出尽くし結論を出せる状態になった」、40歳代以下は逆に「議論が行き詰まって結論が出せない状態になった」意味とする人が多かった。 「あと10年たてば、言葉の意味が本来と変わってしまうかもしれない」と文化庁国語課。 国語を乱れてい