【ワシントン=有元隆志】麻生太郎首相との昼食よりも米テレビ・キャスターを優先-。オバマ米大統領が24日の昼、麻生太郎首相との会談後、米有力テレビのキャスターと昼食をともにしていたことが25日、明らかになった。米紙ワシントン・ポスト(電子版)が報じた。 24日の日米首脳会談は、近年の首脳会談では異例の昼食会なしだった。首相よりも米メディア対策を重視した格好だ。 昼食懇談会に参加したのはABCテレビなど3大ネットとCNN、FOXの夕方と日曜日のニュース番組のキャスター。大統領の発言として引用しないことが参加の条件だったという。 同紙によると、昼食ではロブスターのスープ、スズキの料理が出された。ワシントンの政治文化の変革を掲げるオバマ大統領だが、議会演説前にテレビキャスターと昼食をともにするという「伝統」(ペリーノ前大統領報道官)は守ったようだ。 麻生首相はアーミテージ元国務副長官、スコウクロフ