エジプト・カイロ(Cairo)で会見する生前のムハンマド・タンタウィ(Mohammed Tantawi)師(2006年9月16日撮影)。(c)AFP/KHALED DESOUKI 【3月11日 AFP】中東通信(MENA)によると、エジプト・カイロ(Cairo)にあるイスラム教スンニ派最高権威機関アズハル(Al-Azhar)の総長、ムハンマド・タンタウィ(Mohammed Tantawi)師が10日、心臓発作のため訪問先のサウジアラビアの首都リヤド(Riyadh)で死去した。81歳。 タンタウィ師は1996年にアズハル総長に就任。柔らかい物腰と裏腹に、その発言は国内外のイスラム社会で物議を醸してきた。 前年10月には、イスラム教徒の女性が顔全体を隠すニカブについて、アズハルのすべての付属学校と寮での着用を禁止する宗教令を出し、激しい論争が巻き起こった。 2003年には、自爆攻撃犯を「イスラ