2016年12月31日 論壇に未来はあるか 大晦日。久しぶりに予定が入っていなかったために、午後に近くの空いている喫茶店でコーヒーを飲みながら読書をして、それからたまりにたまったメールの返信を書き始めています。数百通はあると思いますので、おそらくは「年越し」はメールを書きながら?!になる見通しです。 一昨日は、神楽坂のカフェで若松英輔さんの新刊本『言葉の贈り物』を読んでとても感銘を受けましたが、今日は喫茶店で、『中央公論』2017年1月号を読みました。なんとなく、一昨日の読書と繋がっていて、楽しかったです。 その中でも素晴らしかったのが、やはりというか、山崎正和先生の「『論壇』の危機と回復への曙光」です。すでにお読みになったかたも多いのでは。 いったい今の論壇で何が問題なのか。山崎先生は、学問的なトレーニングを受けない者が、現在の論壇では根拠のない軽薄で感情的な主張を繰り返すことに警鐘を鳴