6月から導入する予定の高速道路の新たな上限料金制度を巡り22日、閣内の混乱が露呈した。政府・民主党が21日に新制度見直しを決定したことを受け、鳩山由紀夫首相は22日朝、記者団に「無料化の方向と矛盾しない形の中で(政府と民主党)双方が理解できる形で決着したい」と述べ見直しに意欲を示したが、その後、官邸を訪れた前原誠司国土交通相は、首相から「新制度を見直さない」ことについて了解を得たと記者団に明言した。米軍普天間飛行場の移設問題に続き、高速料金を巡っても政府・与党が迷走し始めた。 前原氏は首相を訪ねた後、国交省内で記者団に対し、「公表した料金割引案は現時点では見直さない」と述べ、制度案の見直しを求める党側の意向には従わない姿勢を示した。前原氏は、鳩山首相と平野博文官房長官の双方から、料金を見直さないことについて「了解を得た」と語った。 ◇「値上げ幅圧縮」 首相、午前中示唆 しかし、鳩山首相はこ
国交相、高速料金案「現時点で見直さず」 国会で修正も2010年4月22日14時0分 印刷 ソーシャルブックマーク 「現時点で見直しは行わない」と記者に述べる前原誠司国土交通相=22日午後0時15分、東京・霞が関、福岡亜純撮影 6月導入予定の高速道路の新料金について、前原誠司国土交通相は22日、鳩山由紀夫首相、平野博文官房長官と会談後、記者団に「公表済みの新料金は現時点で見直さない」と述べた。ただ、国会審議を踏まえた修正の可能性に言及した。前日の政府・民主党首脳会議で新料金見直しを合意したばかりで、二転三転で鳩山政権の統治能力への疑問が強まりかねない。 前原国交相は「提示した料金案を現時点で見直さないことについて(首相と官房長官から)了解を得た」と述べた。3月に閣議決定した料金割引財源を高速道建設に回す法案についても、成立を目指す方針を確認したという。 一方、「新料金のあり方については、国権
鳩山内閣が6月から導入するとしていた高速道路の新料金について、21日夕に首相官邸で開かれた「政府・民主党首脳会議」は見直す方針を決めた。同会議に出席した民主党の山岡賢次国会対策委員長が記者団に明らかにした。料金割引のための財源(約1.4兆円)を道路建設に回す方針だったが、建設費を減らして値上げ幅を抑制することにした。
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