約2カ月ぶりに全線開通した、豪雨被害で一部区間が不通となっていたJR姫新線=09年10月5日午前8時半、兵庫県佐用町のJR佐用駅 8月9日の台風9号による豪雨で土砂崩れが発生するなどして、一部区間が不通になっていたJR姫新線が5日、約2カ月ぶりに全区間で運転を再開した。 姫新線は豪雨で、兵庫県佐用町の佐用駅周辺の線路が土砂で覆われるなどして、全線不通となった。播磨新宮(同県たつの市)−佐用間は8月21日に復旧したが、損傷が大きかった佐用−美作江見(岡山県美作市)間約17キロの復旧は遅れ、この間、バスによる代行運転が行われていた。 通勤のため佐用駅で下車した女性(50)は「ようやく全線が開通して本当によかった」とほっとした様子。また、同駅前で客待ちをしていたタクシー運転手の西本一哉さん(51)は「全線開通で町の復興も進むと思う。多くの人がこの駅に降りてくれたら、活気も出てくるだろう」と開通を