トップ > 愛知 > 11月20日の記事一覧 > 記事 【愛知】 廃線跡に映える紅葉 「愛岐トンネル群」特別公開へ Tweet mixiチェック 2013年11月20日 昨年秋の公開の様子=春日井市の愛岐トンネル群で 春日井市と岐阜県多治見市間の旧国鉄中央線廃線跡「愛岐トンネル群」が二十二~二十七日の六日間、特別公開される。 地元のNPO法人「愛岐トンネル群保存再生委員会」が遊歩道の整備に取り組むとともに、春と秋の年二回公開している。秘境ムードにあふれ、明治期の赤れんがのトンネルなどが楽しめる。 今回もトンネルが四つある春日井市側の約一・七キロの区間を自由に歩くことができる。連日、プロ、アマの音楽グループによるコンサートを開催し、おにぎりなどの軽食やスイーツも販売される。同委員会によると、期間中に紅葉も見頃を迎えそうだという。 見学料は小学生以上百円(保険、施設整備費含む)。懐中電灯、飲
急勾配の碓氷(うすい)峠越えで鉄道ファンらに知られ、長野新幹線開業に伴い一九九七年に廃線となったJR信越線の横川(群馬県安中市)-軽井沢(長野県軽井沢町)間。安中市が全長一一・二キロの廃線跡を丸ごと買い上げ、保有するが、送電用の架線を何者かに盗まれ、半分以上を失ってしまった。
あの夕暮れまで続いた激戦のあと、佐久間駅に降り立った私は手負いのチャリを車に収め、空腹を満たすべく移動を開始した。 佐久間にはおそらくコンビニというモノはなく、閉店間際の小さなマーケットで買い込んだ魚肉ソーセージと塩焼き鳥の缶詰をおかずに、車に積んであるガスコンロで作ったカップラを主食にするという、侘びしい夕餉をとった。 それから午後8時頃までに車で水窪付近へ移動してから、翌朝の探索を考えて飯田線の向市場駅前を車泊場所に定めた。 上の写真は、その向市場駅だ。 今度は右の地図を見てもらいたい。 JR飯田線は、国鉄時代の昭和30年に大規模な路線付け替えを経験している。 電源開発株式会社による佐久間ダム建設によるもので、中部天竜~大嵐間の13.3kmを水窪川沿いに迂回する新線(17.3km)へ切り替えたのだ。 そうして生まれた現在の”水窪新線”だが、こちらにも部分的な旧線があることは、巨大な水没
【上士幌】北海道遺産に指定されている「旧国鉄士幌線アーチ橋梁(きょうりょう)群」の一つで、「めがね橋」の愛称で親しまれている糠平湖の「タウシュベツ橋梁」(全長130メートル)の老朽化が進み、関係者から崩落の恐れが指摘されている。しかし、修復は難しく、「完全な姿が見られるのは今年が最後かもしれない」との声も出ている。 1955年の路線変更に伴って放置されていた同橋梁は、97年に設立された地元のNPO法人「ひがし大雪アーチ橋友の会」(那須襄太郎会長)によって、同橋梁を含めた旧国鉄士幌線のアーチ橋梁群の保全活動が進められ、観光資源として注目を集めるようになった。 湖の水位が増す6〜10月ごろは湖底に沈み、翌年1月ごろに再び姿を現す“幻の橋”を見ようと、全国から多くの観光客らが訪れている。竹中貢町長は「町の観光資源として大きな役割を果たしてくれている」と話す。 建設から76年が経過した橋は、夏
◆JR中央線旧トンネル群(愛知県春日井市、多治見市) 「達人の見どころ」 ◆重厚なれんが造り 技術史上でも貴重 愛知、岐阜両県にまたがる高蔵寺―多治見両駅間のJR中央線は、1966(昭和41)年、従来の単線非電化の旧線から複線電化の新線に付け替えられ面目を一新した。 旧線は土岐川沿いの谷間をカーブしながら13のトンネルをくぐって走っていたが、山腹を貫く長い新トンネル(愛岐トンネル〈約3キロ〉など)で直結し、トンネル数も6となり所要時間も短縮された。 このトンネル群は歴史的、文化的価値が高いとして経済産業省から「近代化産業遺産」に指定され、今も保存されている。風光の優れた4トンネルを含む1・7キロの区間は遊歩道として整備された。 そしてNPO法人愛岐トンネル群保存再生委員会によって、毎年春秋季にトンネルウオーキングのイベントが開かれ、毎回1万人の参加者でにぎわっている。 明治時
県の検証委員会が約22億円で鉄路の復旧が可能とした岩泉線について、JR東日本は15日、報道各社への説明会を開き、「検証委員会が示した対策では安全な運行が確保できない」として、鉄路を断念し、バスによる代替交通にする方針を改めて示した。 検証委員会は、岩盤崩壊の恐れのある斜面23カ所のうち兆候のある12カ所だけ、落石の恐れのある88カ所のうち重点監視が必要な45カ所だけハードの対策をとり、残りは監視カメラなどソフト対策で対応すれば、JR側が示した復旧費用約130億円の6分の1で済むと算定した。 説明会では輿石逸樹設備部担当部長が「1年半、学識経験者の調査のもとにハードの対策をまとめた。ハード対策を十分に講じないと新たな事故が発生する可能性があり、安全な運行が確保できない」と反論。JR発足時から乗客が4分の1に減少、全国で最も少ないことも挙げ、経営上のハードルも高いことを示した。 今後はバスの代
長野電鉄(長野市)は24日までに、3月末で廃止した屋代線の跡地について、早ければ10月から線路や架線、駅舎などの鉄道施設の撤去作業に着手する意向を長野、須坂、千曲の沿線3市に伝えた。同社は昨年、鉄道施設を含めた跡地の一括無償譲渡を3市に申し入れたが、「今のままの状態での跡地利用は難しいと判断した」(企画部)と説明している。 跡地をめぐっては、須坂市と千曲市が両市内の跡地はそれぞれ全て譲り受け、道路などで活用することを検討。長野市は具体案を示していない。 須坂市の三木正夫市長が24日の定例会見で、長野電鉄から21日に撤去の意向が伝えられたと明らかにした。三木市長は同市内の跡地について、自動車道や自転車道など、道路として活用することを検討していると説明。譲渡受け入れの意向を伝える時期は、3市で歩調を合わせることが望ましいとの考えを示した。 3市にわたる旧屋代線は延長約24・4キロで、跡地
JR北海道は3日、2014年初頭をもって江差線木古内~江差間を廃止したい旨、沿線自治体に説明したことを発表した。 江差線(五稜郭~江差間)は2015年度に予定される北海道新幹線新青森~新函館間の開業と同時に、五稜郭~木古内間がJR北海道から経営分離され、第3セクター化されることになっている。残る木古内~江差間は同社にとって飛び地の路線となることから、この区間への対応が喫緊の課題となっていた。 木古内~江差間では、JR北海道の発足当初より1日6往復12本の列車の運行を維持してきたが、過疎化や自家用車利用の増加、さらに高校の閉校や道立病院の移転などの要因で利用者の減少が続いていた。交通機関の1日1km当たりの平均輸送量を示す輸送密度は、1987年度の253人から昨年度は41人へと減少。同社の営業線区の中で最も利用が少ない線区となっていた。収支状況も厳しく、1,600万円の営業収入(2010年度
近鉄(本社・大阪市天王寺区)は21日、赤字が続く内部(うつべ)線・八王子線(三重県四日市市)について、鉄路を廃止し、バス専用道として運用する方針を示した。路線存続を求めて近鉄本社を訪れた地元住民との会談で明らかにした。近鉄によると、線路を撤去、舗装してバスを運行させるバス高速輸送システム(BRT)方式を想定。約1年前から四日市市に打診していたという。 近鉄の福島博営業企画部長は「黒字路線で赤字路線を支えるのは難しい。持続可能な形態としてBRTを進めたい。運賃や輸送力は維持できる」と述べた。また、同市に初期工事費用やバス車両代など25億〜30億円程度の負担を求めていくという。同市自治会連合会の高野健会長は会談で「初めて聞いた。年間360万人の乗客をバスで運びきれるのか」と疑問を示した。 両線は近鉄四日市駅を起点に同市内を走り総延長は約7キロ。レール幅の狭い特殊狭軌鉄道として知られる。年間約3
■四日市市議会、存続検討の特別委設置へ 赤字経営が続く四日市市南部の近鉄内部(うつべ)・八王子線(全7キロ)が廃止される恐れがあるとして、四日市市議会は、存続策を検討する特別委員会の設置を決めた。近鉄は市に赤字補填(ほてん)を求めており、来年夏ごろに「将来の方向性を決める」と伝えている。 ■近鉄、市に赤字補填求める 「総合交通政策調査特別委員会」の名称で、6月議会最終日の29日に設置する。公共交通の利用促進策など幅広く審議する委員会だが、緊急性の高い同線の存続策を先行審議する。 市は同線の利用促進策として、車両更新費に対する補助と西日野駅、内部駅の駅前広場整備を市総合計画(2011〜20年度)に定めていた。 都市計画課によると、同線の車両は昭和20年代製造の6両と同50年代製造の8両で、更新費は総額14億8千万円。市は6分の1、約2億5千万円を負担する計画だった。 しかし、近鉄
JR岩泉線、廃線阻止へ連携 岩手県と沿線市町 JR岩泉線の復旧について協議する(左から)達増知事、山本宮古市長、伊達岩泉町長 2010年7月の脱線事故後、運休していたJR岩泉線の全線廃止方針をJR東日本が示したことを受け、岩手県と沿線の岩泉町、宮古市は16日、県庁で初の3者会談を開き、鉄路の復旧を求めることを確認した。 達増拓也知事と伊達勝身岩泉町長、山本正徳宮古市長が出席し、非公開で会談した。JRに鉄道の早期復旧を求めることや、JRが示した復旧費用約130億円が妥当かどうか検証することなど4点で合意した。 会談後、伊達町長は「廃止は地域経済へのダメージが大きい。鉄路の必要性を3者が共通することができた」と述べた。山本市長は「公共交通機関としてJRに指導するよう国にも働き掛けたい」と話した。 県と岩泉町、宮古市は5月の連休明けをめどに、JR東日本と国に対し復旧に向けた協議を要請する予
JR東日本は岩泉線のバス転換方針を発表した。鉄道復旧を望む地元は落胆し、やがて反発へ向かうだろう。プレスリリースにはローカル鉄道の厳しい現実を示しているが、奇跡の復活はあるのだろうか。 杉山淳一(すぎやま・じゅんいち) 1967年東京都生まれ。信州大学経済学部卒。1989年アスキー入社、パソコン雑誌・ゲーム雑誌の広告営業を担当。1996年にフリーライターとなる。PCゲーム、PCのカタログ、フリーソフトウェア、鉄道趣味、ファストフード分野で活動中。信州大学大学院工学系研究科博士前期課程修了。2008年より工学院大学情報学部情報デザイン学科非常勤講師。著書として『知れば知るほど面白い鉄道雑学157』『A列車で行こう9 公式ガイドブック』など。公式サイト「OFFICE THREE TREES」ブログ:「すぎやまの日々」「汽車旅のしおり」、Twitterアカウント:@Skywave_JP、誠Sty
岩泉線、復旧断念 JR東「代替手段は確保」 岩手県岩泉町で2010年7月に発生した脱線事故により全線運休が続くJR岩泉線について、JR東日本は30日、鉄道での復旧を断念することを正式に発表した。廃線は1987年の国鉄民営化以降、新幹線の並行在来線を除いて初めて。 JRの石司次男副社長・鉄道事業本部長は同日、盛岡市で開いた記者会見で「鉄道での復旧は断念せざるを得ない。地域の交通手段は責任を持って確保する」と述べた。 JRの説明によると、岩盤の崩落や落石の可能性がある地点は岩泉線全線で計111地点に上り、安全対策に130億円が必要。これに対し同線の2009年度運賃収入は840万円で、「一民間企業としては投資をちゅうちょせざるを得ない規模」(石司副社長)という。 同線の利用実績は民営化時に1日当たり180人だったが、08年度は49人で全国の鉄道路線で最少。石司副社長は「一定程度以上の乗客を
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