シドニー五輪で獲得した金メダルなどをドーピング違反で剥奪(はくだつ)された元陸上選手のマリオン・ジョーンズ(34)=米国=が10日、米女子プロバスケットボール、WNBAのタルサと契約した。 ジョーンズはバスケットボールでも秀でた才能の持ち主で、1994年にノースカロライナ大でNCAA女子バスケットボール選手権で優勝に貢献。2003年にはWNBAのフェニックスからドラフト指名された実績がある。「いわゆる新人ではないけど、そのエネルギーを持っている。世界最高のアスリートと戦うのが楽しみ」と意欲をみなぎらせている。 ジョーンズは、2008年1月に禁止薬物の使用が発覚したことで、2000年シドニー五輪で獲得した金メダル3個、銅メダル2個を米オリンピック委員会に返還。08年9月に薬物使用にかかわる偽証罪などでの収監を終え、昨秋からトレーニングを積んできたという。 タルサは、WNBAに2010年に加入