経済協力開発機構(OECD)は16日、2020年の世界経済が従来の予想ほど急激に落ち込まない見通しを示した。新型コロナウイルス感染対策のロックダウン(都市封鎖)の終了後に経済活動が持ち直したのを受け、20年の予測を上方修正した。 OECDによると、今年の世界経済はマイナス4.5%成長となり、6月時点の予測のマイナス6%成長より小幅な落ち込みとなる見込み。米国とユーロ圏の見通しも大幅に上方修正された。中国経済についてはプラス成長を予想し、今年の20カ国・地域(G20)諸国経済で唯一縮小を見込んでいない。