【ワシントン=高見浩輔】米連邦準備理事会(FRB)が利上げの終結時期を見通せずにいる。13日に公表された8月の消費者物価上昇率は2カ月連続で加速した。市場は19〜20日に開く次回の米連邦公開市場委員会(FOMC)での見送りを確実視しているが、その後も追加利上げの議論がくすぶりそうだ。「高インフレはまだ死んでいない」。CPIの発表後、エコノミストらは口々に警戒を呼びかけた。原油高を受けて10.6
【ワシントン=高見浩輔】米労働省が10日発表した5月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比の伸び率が8.6%となった。3月の8.5%をさらに上回り、40年5カ月ぶりの水準となった。新型コロナウイルス禍で控えていた旅行などの「リベンジ消費」も夏にかけて物価を押し上げ、インフレは高止まりしそうだ。米連邦準備理事会(FRB)による急ピッチの利上げが長引く可能性もある。上昇率は第2次石油危機後にインフ
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