令和時代初の国賓としてトランプ大統領夫妻を迎えた4日間の日程が、無事に終了した。滞在中、相撲観戦、ゴルフ外交、炉端焼き店での非公式夕食会など、さまざまなシーンにスポットが当たった。 その中でも私が注目したのは、皇后雅子さまの存在感だ。天皇陛下を立てながらも絶妙な塩梅での存在感が素晴らしかった。 優しくて温かみのある笑顔、美しく上品な立ち居振る舞い、メラニア夫人への気遣いなどはもちろんのこと、通訳を介さずともリラックスした雰囲気でコミュニケーションを楽しまれ、トランプ夫妻を前にしてもまったく引けを取らず堂々とした対応はさすがは元外交官、あっぱれの一言だ。 通訳者の出る幕なし5月27日付けの『The Japan Times』紙は、「天皇皇后両陛下がトランプ大統領夫妻を英語で出迎えたことは君主制の変化の表れ」という見出しで、両陛下が皇室外交で新風を吹かせたことを讃えている。 両陛下が英語で大統領
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