マリーヌ・ルペン氏が実質的に率いるフランスの極右政党、国民連合(RN)などの極右勢力は、7日の国民議会(下院)選挙で絶対多数に大きく届かない見通しだ。世論調査会社の予測が示した。 3-4日に発表された4社の調査に基づくと、定数577のうち極右勢力は210-250議席を獲得する勢い。極右政党が法案を容易に可決し、そのアジェンダを推進するには289議席の絶対多数が必要だ。 第1回投票でRNと同盟勢力は合わせて33.2%の票を獲得し、39議席を確保した。7日の決選投票は501の選挙区で実施される。 仏世論研究所(Ifop)の政治調査責任者、フランソワ・クラウス氏はフィガロ紙に対し、「RNの急上昇は見られていない。第1回投票で引き込めるだけの有権者は引き込んだかのようだ」との見解を示した。 マクロン大統領の中道グループと左派連合の新人民戦線などは今週、200を超える候補者を決選投票から撤退させて反
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