認知症の患者の半分以上を占めるアルツハイマー病の発症の仕組みを解明し、早期の診断方法や治療薬の開発に役立てようと、全国の41の医療機関が、認知症を発症していない人を対象に脳の変化などを3年間追跡する臨床研究を今月から始めることになりました。 アルツハイマー病は、脳内に「アミロイドベータ」という、たんぱく質が蓄積することが原因の1つではないかと指摘されていますが、発症の仕組みは分かっていません。 このため、東京大学病院など全国の41の医療機関は、発症の仕組みを解明しようと、アミロイドベータが蓄積しているものの、物忘れなどの症状がない人およそ150人を対象に脳の変化などを3年間追跡する臨床研究を今月から始めることにしました。 認知症を発症していない人を対象に継続的に研究を行うのは国内で初めてだということです。 研究では、画像診断装置を使って、アミロイドベータの蓄積状況や、脳の血流や萎縮などにつ
脳内に蓄積するアミロイドベータ 横浜市立大学学術院医学群 山下直也助教、五嶋良郎教授らは、アルツハイマー型認知症の原因分子のタンパク質が、別のタンパク質のリン酸化を引き起こして脳内に蓄積することで認知機能が低下することを発見したと発表した。 この研究は、名城大学、富山大学、早稲田大学、理化学研究所との共同研究による成果であり、横浜市立大学 先端医科学研究センターが推進している研究開発プロジェクトの成果の一つだという。 (画像はプレスリリースより) アルツハイマー型認知症の原因はまだ十分に解明されていないが、タンパク質のアミロイドベータが脳内に蓄積することが原因とする説が有力である。また、アルツハイマー病の患者の脳内にアミロイドベータに加えて、リン酸化修飾という変化を受けたタンパク質のクリンプが多く蓄積していることが報告されている。クリンプは、脳内で神経回路を形成するときに神経細胞の形や向き
映画監督としてアルツハイマー病の母を撮り続けている。「ボケたっていいじゃない」─その介護姿勢と経験から見えてきたものとは何だろう。(倉西隆男) ──認知症(アルツハイマー病)のお母さんをユーモアたっぷりに撮影した動画が好評です。きっかけは 「長編動画“毎日がアルツハイマー”は動画サイト・ユーチューブで50万以上のアクセスがあり、全国から講演に呼ばれて、会場でも上映していただいています。きっかけは3年前の母の79歳の誕生日。はじめてカメラを回した日なんですが、せっかく家族でお祝いをしたことをすっかり忘れちゃってまして。本人は、ボケた、ボケた~と明るく振る舞ったんです。純粋に面白いなと思ってしまいました」 ──認知症になってからのお母さんが面白い 「母はそれまで家族の中でも厳格で、なかなか本音を言わない猫をかぶるタイプだったんです。ところが認知症になってからは言いたいことを言う、毒舌を吐くなど
2013年9月8日 10時44分 リンクをコピーする by ライブドアニュース編集部 ざっくり言うと 細菌との接触が少ない事が、の増加に起因という英研究 これまで「清潔さ」が免疫システムを弱らせなどと関連すると分かっていた 将来的に認知能力に影響を与える可能性が明らかになった イギリスの研究で、細菌との接触が少ない事が開発国におけるの増加に起因するという事が分かりました。 “清潔さ”が細菌や寄生生物への露出を少なくし、免疫システムを弱らせ、それがや自己免疫疾患と関連することが分かっていましたが、今度は将来的に”認知能力”に影響を与えるのではないかということが明らかになりました。 ケンブリッジ大学の研究者たちは192カ国の例を比較したところ、記憶障がいや知性、理性、社会的スキル、身体機能につながる病気は、病気が少ない国や公衆衛生のいい国の方が、まん延率が高いことがわかりました。 清潔な環境で
代表的な認知症のアルツハイマー病は、インスリンがうまく働かない糖尿病の一種なのではないか――。そんな見方を示す報告が続いている。二つの病気の共通点を手がかりに、アルツハイマー病の新しい治療法をめざす試みもある。 ■インスリンに着目、報告次々 「アルツハイマー病患者の脳では、インスリンをつくったり利用したりするしくみが壊れている」 九州大の中別府雄作・主幹教授(分子生物学)たちのチームは今年5月、専門誌にそんな報告をした。 疫学調査を続けている福岡県久山町で亡くなった住民から脳を提供してもらい、脳で働いているすべての遺伝子とアルツハイマー病との関係を調べた。この病気はアミロイドベータ(Aβ)という異常なたんぱく質の蓄積がもとで起こっているとされている。 インスリンは主に膵臓(すいぞう)でつくられ、糖を体の細胞に取り込ませるのに働くホルモンだ。最近の研究で、インスリンは脳でも少しつくり
男の子の夜尿を記録した日誌。◎は… 患者を生きる小学生でおねしょ「絶対にばれたくない」 治したくて(2019/7/13) ■【まとめて読む】患者を生きる・眠る「夜尿症」 小学校に入っても、毎晩の夜尿(おねしょ)が続いていた東京都に住む男の子(12)。夜尿症と…[続きを読む] ハンセン病控訴見送り、首相が談話 家族と面会し謝罪へ[ニュース・フォーカス](2019/7/12) 「超加工食品」とはなにか がんや肥満とも関連?[食のおしゃべり](2019/7/11) 唾液腺に石ができる「唾石症」 切除のリスクは?[どうしました](2019/7/10) あなたのたん、色や粘り気は? 気道の異常知る「鏡」[もっと医療面](2019/7/10) 患者の体内にドレーン置き忘れ 手術の8カ月後に発見[ニュース・フォーカス](2019/7/13) ジャガイモから自然毒検出 調理実習で児童8人入院[ニ
◎オンライン上のアルツハイマー病診断テストは大半が科学的妥当性などで失格 AsiaNet 53689 共同JBN 0826 (2013.7.16) 【ボストン2013年7月16日PRN=共同JBN】ボストンで開かれている国際アルツハイマー病会議(Alzheimer's Association International Conference=登録商標=2013、AAIC 2013)で16日報告された最新データによると、専門家パネルは自由にアクセスできるアルツハイマー病のための16のオンライン・テストの科学的妥当性、信頼性、倫理要素に関し、総合的に低い評価を下した。 このデータをAAIC 2013に提出したカナダ・ブリティッシュコロンビア州バンクーバーにあるブリティシュ・コロンビア大学National Core for Neuroethicsの博士課程修了フェローであるジュリー・ロビラード博
フランス・アンジェルビリエ(Angervilliers)の老人ホームで、古い写真を見るアルツハイマー病患者の女性(2011年3月18日撮影、資料写真)。(c)AFP/SEBASTIEN BOZON 【5月20日 AFP】英語とフランス語を公用語とするカナダで、2言語話者(バイリンガル)に「壊滅的な」影響を与えるとされるアルツハイマー病に注目が集まっている──。後に習得した第2言語を失うことで、自国内にもかかわらず孤立感を感じることにつながるとされているためだ。 2言語話者をめぐっては、認知症の発症が遅れる可能性が指摘されており、その事象を裏付けする証拠も多く示されている。しかしひとつの言語が不自由になることから生じる基本的なコミュニケーションの喪失が、患者に疎外感を与える事例は多く見られるという。 ■仏語と英語でのテストで大きな差 アルツハイマー病の発症で、第2言語によるコミュニケーション
東京工業大学発ベンチャーの脳機能研究所(横浜市)は、アルツハイマー病を脳波を使って早期診断する手法を開発した。多くの病院が持つ脳波測定装置を改良するだけで検査でき、費用も数千円程度に抑えられる。2014年を目標に実用化し、データ解析を請け負う形で事業化する。現在、認知症の患者数は約300万人とされ、その半分がアルツハイマー病といわれる。アルツハイマー病は治らないが、早期に診断がつけば進行を遅ら
ヘルスデーについて (314) 国内ニュース (1,273) 糖尿病短報(海外) (664) 糖尿病短報(国内) (352) プロ版 (603) 医療行政ニュース (13) 糖尿病・生活習慣病 (1,808) パッケージニュース (4,634) 一口メモ (1,270) ハイライト (2,348)
ハイライト (2,348) ヘルスデーについて (314) 国内ニュース (1,273) 糖尿病短報(海外) (664) 糖尿病短報(国内) (352) プロ版 (603) 医療行政ニュース (13) 糖尿病・生活習慣病 (1,808) パッケージニュース (4,634) 一口メモ (1,270)
中日新聞メディカルサイト「つなごう医療」は 2018年3月末をもって終了いたしました。 長らくご愛顧いただき、 ありがとうございました。 今後、中日新聞の医療関係記事は 中日Webの「医療」コーナー(http://www.chunichi.co.jp/article/feature/iryou/) でご覧ください。 中日新聞社
旅先で記念撮影する櫻井完治さん(… 患者を生きる悪夢見ながら叫び声、暴れる…原因はストレスじゃなく(2019/7/20) ■【まとめて読む】患者を生きる・眠る「レビー小体病」 寝ていると悪い夢をみて、声を出したり、暴れたりしてしまう――。東京都品川区のタクシ…[続きを読む] 手足口病が流行、登園のめやすは? 食欲や熱に注意して[ニュース・フォーカス](2019/7/20) WHO、エボラ流行で緊急事態宣言 アフリカ中部コンゴ[ニュース・フォーカス](2019/7/18) 親指の付け根が真っ赤…尿酸値が高い人、痛風なる前に薬[もっと医療面](2019/7/17) 右脚が2.4センチ短い10歳の子 手術するべき?[どうしました](2019/7/17) 子宮頸がんワクチン、12人が追加提訴 東京と大阪[ニュース・フォーカス](2019/7/20) 岐阜市のがん検診通知、職員の手入力廃止
仏東部アンジェルビリエ(Angervilliers)の老人ホームの廊下を歩くアルツハイマー病患者の女性(2011年3月18日撮影、資料写真)。(c)AFP/SEBASTIEN BOZON 【11月6日 AFP】アルツハイマー病の早期発見と予防の方法が模索される中、これまでで最も早期の兆候を発見したとする研究が、6日の英医学専門誌ランセット(The Lancet)に掲載された。 認知症の症例の3分の2を占めるアルツハイマー病。発症率は200人に1人で、高齢化に伴い世界的に患者数が増えている。治療面で大きな問題となっているのが、病気が進行して回復不可能なまでに脳が変化してしまった後でないと症状が現れない点だ。 米アリゾナ(Arizona)州にあるバナー・アルツハイマー病研究所(Banner Alzheimer's Institute)のエリック・レイマン(Eric Reiman)氏率いる米国と
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く