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城繁幸に関するyuigon_infoのブックマーク (15)

  • 最後の世代から、最初の世代へ - Joe's Labo

    なんでも、うちの実家近所の寺の住職(80代)が入院し、あたりの老人たちの間では 「死んだら誰が読経してくれるんだ」という話題でもちきりだという。 なんだか冗談みたいな話だが、これは地方の質を表していると思う。 ちなみに跡取りはいないから、寺自体が今後どうなるのかわからない。 もともと世襲や帯を認めている宗派は少なかったが、なし崩し的に多くの寺がそうなっていて、 一般的な自営業同様、多くが後継者問題を抱えている(拙著「アウトサイダーの時代」でも少し触れている)。 地域共同体と一体化していた檀家制度は、共同体と時を同じくして崩壊するだろう。 戦後、医療の進歩で乳幼児死亡率が低下し、若い人口が急激に増えた。そして、養うべき高齢者も 子供も少ない人口ボーナス期がはじまり、日は高度成長期を迎えた。その中で第一次産業から 二次産業への移動が起こり、若い労働力は地方から都市へ向かった。 この過程で

    最後の世代から、最初の世代へ - Joe's Labo
  • (既得権に)しがみつかない生き方 - Joe's Labo

    「日企業にはカンパニー制度は合わなかったんでしょうか?」というような質問をたまにされる。 大手メーカーなどで2000年前後に流行ったもので、事業ごとの独立採算制のことだ。 導入して何が具体的にどうなったという話はあまり聞かないし、NECや味の素のように導入した けれどやめる企業も多い。 同じような話は20年も前からあって、「選択と集中」だのリエンジニアリングだのGE方式だのと 定期的に流行りはするが、身になったという話はあまり聞かない。 こういった新システムが機能しない理由は、実はとっても簡単な話で、 要するに人を切れないから。 たとえば会社発展の基礎を築いた○○部をつぶそうとすると、必ず「聖地を守れ」というアバター みたいなのがいっぱい湧いてくる。ついでにいうとポストが無くなる部長以下も大反対だから、 労使から反対されることになる。 じゃあしょうがない、というわけで、とりあえず事業

    (既得権に)しがみつかない生き方 - Joe's Labo
  • 新卒神話の終焉が意味するもの - Joe's Labo

    12月時点の内定率が96年以降で過去最低を記録した。 73%といっても、この時期になると(進学や留年等で)戦線放棄した人が母数から抜けるため 就職できない学生の実数はもっと多いはず。 ただし、求人倍率的には“元祖氷河期”の方がよっぽど低い。 最低は00年卒業者に対する0.99。年卒業予定者は1.62と、求人倍率だけを見れば氷河期とは いえない数字だ。 つまり、求人は出しても内定は出さない企業が増えたということになる。 この事実は、新卒採用のトレンドが、過去10年の間に大きく変わったことを示している。 90年代半ばまで、「まっさらで従順でポテンシャルがありそうな子」であれば、どこかに 引っかかることは可能だった。現在はそういった資質に加えて、各社がそれぞれに必要な素養の 有無を判定しているわけだ。 企業によって全然違うので一概には言えないが、代表的なものはコミュニケーション能力、 表現力と

    新卒神話の終焉が意味するもの - Joe's Labo
  • ある意味、就職氷河期は永遠に続くだろう - Joe's Labo

    田原さんがサンプロを降板するらしい。置換えのきかない人だと思うのでとても残念。 先に切るべきくだらないバラエティはいくらでもあるだろうと思うのだが、そうも 行かないところが民放の泣き所なんだろう。 作り手自身が「馬鹿が見るメディア」と割り切っちゃってるんだから仕方がない。 ところで、朝生の際に、田原氏がこんなことを言っていたのを思い出した。 「最近の学生は凄く勉強している」 田原氏は早大で講義を持っているそうなのだが、えらく熱心な学生が多いらしい。 まあそれだけなら40年くらい前はみんなそうだろうが、休講にした際にはクレーム までくるそうだ。個人的な感覚からいっても、少なくとも90年代80年代よりは、 今の学生は勉強しているはずだ。 もちろん、学生のすべてがそんな調子というわけではない。 「大学入学こそがゴール!」という昔ながらの人間は相変わらず何にもしないし、 入試ハードル自体は下がって

    ある意味、就職氷河期は永遠に続くだろう - Joe's Labo
  • 政治というコスプレ - Joe's Labo

    若者マニフェスト策定委員会のメンバーで、10月の朝生にも出演した市川市議会 議員の高橋君が、市川市長選に出馬した。 というわけで昨日、2時間ほど応援に行ってきたのだが、人がげっそりしていて 驚いたのなんの。 「選挙のたびに10kg痩せる」と聞いたことがあったけど、話半分というわけでも なさそうだ。 そういえば以前、別の若手議員がこんことをこぼしていた。 当は政策的な勉強会や活動をもっとやりたいのだが、地元周りを減らすだけで 「最近、天狗になった」とか「○○さんは真冬でも毎朝7時に駅前に立ってるのに」 なんて地元で言われるのだそうだ。 昭和というかなんというか、“おしん”みたいな世界観である。 きっと、過去には勉強熱心だったり、高度な専門性を持つ候補もいたのだろう。 が、スポ根と浪花節が大好きな国民の下、選挙という自由競争を通じて淘汰され、 気が付けば選挙バカが適者生存する国になってしま

    政治というコスプレ - Joe's Labo
    yuigon_info
    yuigon_info 2009/11/29
    政治家というのは、特殊な人種なんだよな。
  • とりあえず「体育会優遇」という会社には、非体育会は行かない方がいい - Joe's Labo

    ちょっと意外だったのだが、まだ「体育会優遇」なんて会社が結構あるらしい。 一方で、こういうニュースもあるわけで、どちらが正しいのか。 結論から言うと、どっちも正しい。要するに混在しているわけだ。 (とはいえ、体育会優遇が減少傾向にあるのは間違いないが) では混在する理由だが、それは企業の人事戦略による違いから生じている。 凄く大雑把に言って、従来型のビジネスモデルでは既に限界だと認識している業種 では、人材に自律的な素養を求めており、何らかの専門性なり能力なりを求めている。 まあこの部分はまだ過渡期で各社も学生も試行錯誤といった感じではあるが、 コミュニケーション能力が必ず素質上位に上げられる点からすると、やはりサービス化 によって付加価値を引き上げることを各社ともに意識しているのだろう。 新興国企業との競争の激しい業種はたいていこっちで、声の大きい体育会系よりも、 向上心が強く勉強熱心で

    とりあえず「体育会優遇」という会社には、非体育会は行かない方がいい - Joe's Labo
    yuigon_info
    yuigon_info 2009/11/15
    とりあえず、富士通は体育会系なわけね。NECの方が、お上品なんだろか。
  • トヨタに学ぶ「日本型雇用の守り方」 - Joe's Labo

    そうきたか、という印象だ。 トヨタが一年目の新人を製造ラインに配置するらしい。 トヨタは現在、期間従業員の採用を再開して生産ラインの繁忙に 対応している。ただ10年春以降の需要が見極めづらいため、 期間従業員の採用を増やす代わりに新入社員を一時的に工場に 応援要員として派遣することにした。 新入社員は9月まで工場や販売店で研修していた。 製造ライン研修というのは(事務系は含まない等の違いはあれど)大手メーカーなら どこでも見られる。今回はそれを全新人にし、期間も三ヶ月と拡大するものだ。 ちなみに僕も長野でシリコン洗ったことがある。 トヨタとしては、プリウスの需要増が財政出動による“先い”であることを 良く理解しているのだろう。来なら期間工や派遣と言った非正規雇用で対応する のだろうが、数ヵ月後に解雇すれば、また盛大にバッシングされるのは目に 見えている。実際、某政党などは手ぐすね引いて

    トヨタに学ぶ「日本型雇用の守り方」 - Joe's Labo
  • 命の値段が高すぎる - Joe's Labo

    「医療がたいへんだぁ、たいへんだぁ」と騒ぎたいだけなら、岩波新書でも 立ち読みすればいいのだが、「何がどう問題でどうやって解決すべきか」に 関心のある前向きな若人には、書の購入を強くおすすめしたい。 書の流れとしては、小泉医療改革の総括によって、医療システムの構造的な 問題をあぶりだす。 一言でいうなら、それは医療という破綻確実なシステムへの、一大延命手術だった。 来、一時的な疾患を想定して作られた保険制度であるが、慢性化しがちな高齢者 医療の比率が増えれば、保険料をどんどん引き上げねばならなくなる。 65歳以上の人間を、15歳以上64歳以下の現役何人で支えるかを扶養率というが、 05年時点で3.3人。これが25年には2.0になることがほぼ確定している。 つまり中学卒業直後の少年少女まで動員して、二人で一人の 高齢者の各種社会保障を面倒見るわけだ。 著者もいうように、これはもはや実現

    命の値段が高すぎる - Joe's Labo
  • 若者マニフェスト2009 - Joe's Labo

    努力は買うが (yasu) 2009-08-12 13:54:59 各党のマニフェストを採点したり、自分たちでマニフェストを作成したりといった城さんの努力は買いますが、現行の選挙制度で若年層向けの政策を実現させるのはかなり困難と言っていいのではないでしょうか。 というのも、有権者数でいうと、若年層は圧倒的に不利だからです。 仮に20歳~35歳までを若年と定義づけるとすると、現行の選挙ルールでは、サッカーにたとえるなら、中高年チーム11人 vs 若年チーム5人 のような感じでまったく勝負になりません。 少子化でそもそも人数が少ない&0歳~19歳までは投票権がないという二重のハンデを背負っています。 こうなると、世代間の対立が争点となる政策は常に中高年に軍配が上がることとなるでしょう。(国債発行によるバラマキとか) 政治家が当選するためには若年層を切り捨てて、中高年寄りの政策を掲げるのが選挙戦

    若者マニフェスト2009 - Joe's Labo
  • 就職で求められるようになったモノ、求められなくなったモノ - Joe's Labo

    先日、知り合いの先生にお招きいただいて、慶應大学SFCでゲスト講師 として話をさせていただいた。テーマは「法律と雇用」について。 最初はいつもながらの話をしていたものの、質疑応答でいろいろ 盛り上がって、最後は法と経済、日型高等教育の問題点といった範囲に まで及んだ。非常に有意義だったと思う。 SFCは昔もよく通っていたが、改めて演壇の上から眺めると、学生の顔つきが 他と違うことに驚かされる。 質問のグレードも非常に高く、寝てるヤツも(パッと見では)いない。 言っちゃあなんだが、某国立大より全然優秀だ。 面白いことに、同じ慶應でも三田はまた別で、どちらかというと某国立大に雰囲気は 似ている。 要するに、SFCというのは日の大学としては かなりの変わり者ということだ。 文理の壁が低く、カリキュラムがアメリカ式で学生のイニシアチブを刺激する仕組みに なっている点が大きいと思われる。意欲のあ

    就職で求められるようになったモノ、求められなくなったモノ - Joe's Labo
  • なぜGMは転落したのか - Joe's Labo

    カリフォルニアの財政危機でシュワルツェネッガーも大変らしい。 以前からそんなにハコモノ好きとも思えないアメリカの自治体がどうして財政危機に 陥るのか不思議だったが、書を読んでそのカラクリが理解できた。 キーワードは“労組”だ。 書は大きく3つに分かれる。労組の既得権が結局会社をいつぶしたGMと、 公務員ストという武器を手にした労組により破産寸前まで追い込まれたニューヨーク。 そして、実際に破産状態に陥ったサンディエゴ。 なぜ、組織が崩壊するまで労組は強くなれたのか。労働者>資家の時代が到来したのか。 鍵は、年金という存在にある。 公的年金制度の無いアメリカにおいて、老後の保障はとても魅力的な条件だ。 また経営者にとっても、短期の支払いを必要としない譲歩は魅力的である。 さらにこれが自治体になれば、労組はそのまま地区の有力な票田でもある。 (日とまったく同じだ) 政治家は労組と対立

    なぜGMは転落したのか - Joe's Labo
  • 格差の原因は日本型雇用にある - Joe's Labo

    実は、日型雇用の支持者には2つのタイプがいる。 多数派はなんとなく流れ的に支持しているグループで、自己責任論から規制バカまで 含まれる。※ 彼らは自分の目で見える範囲のことには敏感だが、問題意識を広げて社会全体の システムを考えたり(トレードオフ)するのは苦手で、非正規雇用や下請け企業が 自分たちの既得権を支えているという事実も理解していない。 (理解しようとしていないのかもしれない) こういう連中は芯が無い分、マルクスから教育勅語まで、あらゆる理論を掘り出して 節操無く身にまとうのだが、薄皮をむくように一枚一枚はいでいくと、たいていは 卑小でうすっぺらいエゴが顔を出す。 薄皮をはがすには、具体的なビジョンを聞いてみるといい。 目の届く範囲以上のことは考えていないから、 中身のある答えは返ってこないはずだ。 だが、2番目のタイプは少々手ごわい。 積極的な日型雇用論者とでも言うべきグルー

    格差の原因は日本型雇用にある - Joe's Labo
  • 新卒一発勝負の弊害 - Joe's Labo

    先日紹介したVoiceセレクト。 高橋俊介氏(慶応大)のマネジメント論に、いくつか興味深い視点が述べられている。 ・人材の成長には流動性のある環境こそ重要であり、そちらに手を入れずに 「年功序列だ、 数値目標だ」とやったところで意味は無い。 ・輸出主導型の産業はもう伸び代がなく、これからは工業社会向きの均質な人材よりも 多様性のある人材が価値を持つ。 等、非常に優れた視点だ。個人的に注目したのは、六大学対象の調査で明らかになった という、 「自分に自信がある学生ほどリスク型の就職を目指し、 自信の無い学生ほど安定志向である」という結果。 年功序列制度とは要はその年齢層の平均賃金のことであり、平均以上の人は損で 平均以下の人材にとっては美味しい仕組みなのだから、こうなるのは当然である。 自動車や電機の採用担当者の中には「最近の学生はバカになった」と嘆く人がよくいるが 自分の会社が割に合わない

    新卒一発勝負の弊害 - Joe's Labo
  • 雇用崩壊 - Joe's Labo

    すっかり忘れていた。 雇用に関するオムニバスの紹介。 7人の論者が参加し自論を展開、僕も二番手に登場する。 はっきりいうと、僕はこの手のオムニバス形式が好きではない。 全体の方向性に従って論が選ばれ、さらに一定のリンクが保たれているのなら良いが たいてい各々が好き勝手に自論を並べるだけなので、としての統一性に欠けるのだ。 そもそも、「幅広い意見を収録する」という意味が全く理解できない。 ラーメン特集やるならともかく、政策については正論は一つのみ。 あとは阿呆かまがい物であるのだから、企画段階で切り捨てるべきだ。 もし「有名人をいっぱい並べておけば売れるだろう」という発想なのであれば、それは 作り手の怠慢である。 というわけで最初はお断りしたのだが、出なきゃ出ないでマル経崩れのオンパレードに なっても困るので、インタビュー形式で出させていただいた。 (もっとも八代先生が登場してびしっと締

    雇用崩壊 - Joe's Labo
    yuigon_info
    yuigon_info 2009/04/27
    それだけはっきり言うと、テレビ関係者は引くだろうな。
  • 404 Blog Not Found:Boys & Girls, Be Selfish - 3年で辞めた若者はどこへ行ったのか

    2008年03月23日03:45 カテゴリ書評/画評/品評Value 2.0 Boys & Girls, Be Selfish - 3年で辞めた若者はどこへ行ったのか 愉快、痛快。若者はこうでなくっちゃ。 3年で辞めた若者はどこへ行ったのか アウトサイダーの時代 城繁幸 前著「若者はなぜ3年で辞めるのか?」への見事な回答が、ここにある。老若男女を問わず、辞める者も辞めざる者も一読しておくべき快書だ。 書「3年で辞めた若者はどこへ行ったのか」は、「若者はなぜ3年で辞めるのか?」で、若者の就職/離職問題に関する有力な論客として認知された著者が、今度はその問題に対する答えを方々に漁ってまとめた一冊。書だけ読んでもかまわないが、前著とあわせて読むと曇りのち晴れの気分がよりいっそう引き立つ。 目次 - 筑摩書房 3年で辞めた若者はどこへ行ったのか ─アウトサイダーの時代 / 城 繁幸 著がしょぼ

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