人口減が推測される一方、年々高齢者が増え続ける秋田市が、高齢者の介護予防と介護保険料軽減を目的に、昨年10月から始めた「介護支援ボランティア制度」が好調だ。高齢者が福祉施設などでボランティア活動をし、生活の張り合いを作るとともに、活動時間に応じて交付金が支給される仕組みで、制度の登録者は3か月で180人を超えた。(石間亜希) 秋田市は昨年10月、東北では山形県天童市に次ぐ2例目として介護支援ボランティア制度を開始。要介護認定を受けていない65歳以上の市民が、介護保険施設などの受け入れ機関でレクリエーション援助や配膳、話し相手などのボランティア活動を行うと、集めたスタンプ数に応じて年最大5000円の交付金が支給される。受け入れ機関は現在、老人介護施設やデイサービスセンターなど52施設に上る。 活動希望者は、市社会福祉協議会が開催する講習会を受講してボランティアに登録する。市社協によると、これ
地方点描:ペット霊園[大館支社] 「家族同然の存在。きちんと火葬したかった」。長年連れ添った愛犬などペットの死を悲しむ声が大館市ペット霊園(同市柄沢)に響いた。中には目頭を押さえ、むせび泣く人も。近隣トラブルが死傷事件に発展するなど暮らしにくくなる人間社会にあって、濃厚になる一方の人とペットとの関係にあらためて驚かされる。 県内初の公設霊園として1991年にオープンした同霊園は、専用の火葬炉や祭壇などを備え、指定管理者が運営。同市のほか能代市や鹿角市など県北一円から利用者がある。大館市によると昨年度の利用は654件と開設当初の約3倍。本年度も9月末までに297件の利用があった。火葬されたペットはこれまで7千体以上。最も多い犬はほとんどが雑種で、ほかに猫や鳥類、ウサギなど。毎年1回の慰霊式には大勢の参列者が集まると聞いていたが、先日の式にも年配の夫婦などを中心に市内外から約100人が訪れた
◇解体新書や義経の絵巻も スマートフォン(多機能携帯電話)や「iPad」などのタブレット型多機能端末で読める「電子書籍」を無料で貸し出すサービスを、県立図書館(秋田市)が19日に始める。電子書籍を導入する公立図書館は全国でもまだ少ない。廃刊になった書籍や希少な資料など数千点をそろえる予定。ベストセラーの電子書籍とは一線を画した図書館ならではの取り組みで、関心を呼びそうだ。 県立図書館は開館が1899(明治32)年と古く、江戸、明治期の絵図や巻物、和装本など貴重な蔵書も少なくない。これまでもホームページを通じて閲覧できるようにしていたが、今後は携帯端末で見ることができるようになる。 社団法人日本図書館協会(東京)によると、国内の約3千にのぼる公立図書館のうち電子書籍を提供しているのは現在、東京都千代田区立千代田図書館や大阪府堺市立図書館、和歌山県有田川町立図書館など9例しかない。 今
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く