優しく語りかけながらメークをする岡田拓也さん。女性客から“ご指名”を受けるほど人気だ=東京都中央区の三越銀座店 ■“男目線”が人気/専門学校にも続々 百貨店などの化粧品売り場で、女性客にメークを施すメーカーの男性美容部員の姿が目立ち始めている。女性でなければ…と思われてきたこの世界で、男から見た女性の美を表現できることなどが好評という。メークの基礎を学ぶ男性限定クラスを今秋設ける専門学校も登場し、メーク界への男性進出が広がっている。(安田幸弘) 東京・渋谷の東急百貨店東横店。化粧品売り場に立つ小林浩二さん(22)は1年半前、資生堂のビューティーコンサルタント、いわゆる美容部員になった。以前から自分も化粧水を使っていて、この世界に興味を持ったという。 メークだけでなくスキンケアから肌のカウンセリングまで仕事の内容は幅広い。1日に接客する女性客は15〜20人。常連客が多く、「ご年配の方が息子の