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ブックマーク / abirur.iza.ne.jp (16)

  • 国会同意人事と輿石氏の主張と切り貼りと:イザ!

    ……ここのところ、情報と報道のあり方について、そのときどきに思ったことを書いてみました。いろいろと考えさせられ、参考になるご意見も多々ありますが、同時にどうあがいたってそれを言われたらどうしようもないだろうと率直に感じるものがありました。 よく言われることが、情報の切り貼りや勝手な意見を加えるのをやめて、そのまま流せというものです。この主張自体には一理も二理もあるとは思いますが、それは紙面スペースや放映時間の限られた新聞やテレビなどの媒体では不可能に近いと思います。 そもそも、新聞もテレビも、初めから情報の要約と切り貼りをしないでは成り立たない、それを前提としたメディアです。インターネットの登場で、情報はより幅広く伝えられるようにはなりましたが、それでも自ずと限界はあります。 例えぱ、今国会で焦点の一つとなっている国会同意人事について、民主党の輿石東参院議員会長は7日の記者会見で以下のやり

  • 野田首相は「昼行灯作戦」なのだと創新党の山田党首:イザ!

    昨日は日創新党の党大会がありました。その際の山田宏党首(前東京都杉並区長)の講演が興味深かったので、ここに紹介しようと思います。山田氏は現在、橋下徹大阪市長のもとで大阪市の特別顧問を務めているほか、松下政経塾の出身者として野田佳彦首相と親交があることで知られていますね。 で、講演内容については、小田博士記者が粗起こしをメールで送ってくれたので、それに依拠しています。この中で山田氏は、現在の野田首相ののらりくらりとつかみ所のないドジョウのような姿を、「昼行灯作戦」と名付けています。また、野田首相自身がよく使う「君子豹変す」という言葉を引いて、最終局面では民主党を割って政界再編へと向かうこと、そのヒキガネを引くに期待を示しています。 実はこの見方は、山田氏や中田宏前横浜市長らがたびたび示唆してきたことではあります。一部の保守系評論家やジャーナリストも、こうした野田首相の「豹変」に期待をつない

  • 中川昭一さん、心からご冥福をお祈りします:イザ!

    中川昭一元財務相がきょう、亡くなりました。産経紙面には上司に命じられ追悼記事を書きましたが、それとは別に、これまで10年余にわたって、いろいろな場面で見聞したこと、直接話したり、議論したりしたことが脳裏に去来して、今は何とも言いようがありません。ただただ残念であり、喪失感を覚えます。 政治家を、「好き嫌い」だけで判断してはいけないと思いますが、私は中川氏という人間が好きでした。真面目で繊細でそれゆえに傷つきやすいところがあって、酔って行き着けの店でくだを巻くのも、その優しさや鋭すぎる感受性と裏返しなのだろうなと感じていました。 そして、何よりいつも真剣に日のことを考えていました。 個々の政策や考え方への批判、財務相時代の「酩酊会見」などに対する失望や叱責は当然だろうと思いますが、それでも私は、中川氏が次の選挙で復活し、また日のために働いてくれることを願い、信じていました。 記者と政治

  • 自民党に対する思いとスタンスについて:イザ!

    私とこのブログについて、「自民党マンセー」であるかのような論評が絶えません。別に放っておいてもいいのですが、ちょっと陶しいのでこの際、簡単に私が自民党をどう思っているのかをおさらい的に記しておきます。 人の考えや感情は、シロかクロかに簡単に分けられるものではありませんが、あえて「好き」か「嫌い」か言えば、そのどちらでもなく、「今さらあまり関心がない」というのが正直なところです。 もちろん、私は政治部記者であり、職業的な関心は維持していなければなりませんし、自民党には議員や秘書、職員に知人がそれなりにいるので、そうした人たち個人に関しては関心がないわけではありませんし、応援したくもありますが、「党」に対しては「どうでもいいや、あんな党」というのが当のところです。 もともと、思想・信条・政策ではなく、選挙区事情や人間関係でつながっている「政党」に、そんなに思い入れの持ちようがないということ

  • 2大政党どころか、民主党1党制(小沢院政)に…?:イザ!

    日は夕刊当番でした。ですので、朝から、地方選を総括して反省する両院議員総会をやっぱり開けだの、いや開かないだの、麻生首相も出席して両院議員懇談会でいくぞだの…といった自民党内のドタバタ劇に関する記事に目を通し、手直しして大阪夕刊やネットに送る作業をしていました。その他防衛白書の閣議了承だとか、キャンベル米国務次官補が外務省局長らと協議したとかいろいろありましたが、内政も外政もどうしても覚めた目で見てしまいがちでした。 21日に解散することはほぼ確実となり、あとは真夏の暑い熱い最中に衆院選が展開され(夏休みをどうしてくれる!)、そして来月末には「初の格的な政権交代」とやらが実現し、民主党政権が誕生するのでしょう。いろいろと不安も諦めもありますが、政権交代のいい面もきっとあるでしょうから、そういう部分にも目を向けたいとは思っています。 ただ、これでよく言われるように2大政党制が日でも実現

  • http://abirur.iza.ne.jp/blog/entry/1000739

  • オバマ氏を安易に「黒人」と表記することへの違和感:イザ!

    無知をさらすようですが、ずっと疑問に思っていることがあります。それは、「黒人」という表記についてです。 昨日の夕刊(東京版)を見ると、読売、日経、毎日、東京が米大統領選に当選したオバマ氏について「初の黒人」と書いていおり、今朝の産経も同じです。朝日だけは「初のアフリカ系(黒人)」と違う書き方をしていますが、黒人って何なのでしょうか。 オバマ氏はいわゆる白人の米国人の母と、いわゆる黒人であるケニアからの留学生の父との間に生まれたわけですね。とすると、白人と黒人の血を等しく引いているわけですね。どっちも半分半分です。そうであれば、オバマ氏は白人でもあり、黒人でもあり、あるいはどちらでもないというのが当ではないかという気がするのです。 そのオバマ氏を黒人と呼び、白人とは呼ばないのはなぜなのでしょうか。これは、白い人と、白くない人をどうしても区別したいという「白人」の発想、純血主義の反映、名残に

  • 「知っていた」ならそう書けばいいのに、と思った政治コラム:イザ!

    日、福田内閣は総辞職し、福田首相は安倍前首相より1日短い在任期間365日で首相の座を退くことになります。今朝の産経には、福田氏は昨日、すでに首相公邸を去ったとありました。公邸暮らしは9カ月余だったそうです。まあ、福田氏にしても気分を高揚させていた1年前のことを思うと、さまざまな思いが交錯していることでしょうね。最後だから一応、述べます。お疲れさまでした。 さて、そういう節目の日であるきょう、毎日新聞の政治面を読んでいて、とても興味深い記事を見つけました。それは「つむじ風」というコラムで、伊藤智永記者が「ぶら下がりの虚像」という見出しで福田氏について書いていた文です。少し引用します(太字は私が入れました)。 《(前略)こんな話を持ち出すのは、今日で首相を終える福田康夫氏の無責任な政権放り出しと、その後の身勝手な言動に考え込んでしまったからだ。首相の器でなかったということに尽きるが、政治記者

    yuigon_info
    yuigon_info 2008/09/24
    政治記者も、自分を客観的に見てね。
  • 民主党は意外と危機的状況にあるのではないでしょうか:国を憂い、われとわが身を甘やかすの記

    いよいよ自民党総裁選がきょう告示され、次期首相の座をかけた激しい舌戦が繰り広げられます。昨年の総裁選が福田、麻生両氏の2人だけの戦いだったのに対し、今回は5人が届け出るにぎやかなものになりましたね。前回は福田氏が、ほとんどまともな政策も打ち出さないうちに、ナベツネ氏主導で派閥の論理で「当確」となってしまいましたが、今回はぜひ、各候補がそれぞれの政策を主張し、国家観をぶつけ合うような総裁選にしてもらいたいものです。 さて、この自民党のお祭り騒ぎの陰に埋没してしまいそうなのが民主党ですね。8日には小沢一郎代表が無投票でひっそりと代表に3選され、新聞各紙もそれなりのスペースを割いて報じていましたが、それも一日だけで、メディアの関心は当面は自民党内の動きに集中しています。まあ、せっかく野田佳彦氏が出たいというのに、よってたかって止めて、面白くもない無投票選挙にしてしまったのですから、自業自得とも言

    yuigon_info
    yuigon_info 2008/09/10
    小沢には期待しない。
  • 公明党の福田離れが顕著になってきたことについて:イザ!

    現在、永田町の住人の関心事項は、福田首相が果たして内閣改造を断行するのか、するとしたらその場合はどんな布陣を敷くつもりなのか、にほぼ絞られている感じですね。私はずっと、ものぐさで優柔不断でぎりぎりになるまで物事を決められない福田氏には、そう簡単には改造などできないだろうなと考えてきたのですが、新聞各紙によると、8月4日改造説が有力となっているようです。 自分が入閣したい政治家や、無責任なメディアなどは改造して「福田カラー」を示すべきだと盛んに言っていますが、そもそも「福田カラー」って何でしょうね。社民党に近い左派・リベラル路線のことでしょうか。よく分かりませんが、何にしろ国民はいまさらそんなものは見たくないのではないかと思います。もう福田氏には何も期待していないというのが、実際のところでしょうから。 また、現在の内閣は安倍内閣の「居抜き」だから、独自色を打ち出すべきだという意見にも、そんな

    yuigon_info
    yuigon_info 2008/08/01
    福田内閣は間もなくつぶれそうだ。「福田首相では総選挙を戦えない」って、総理総裁にする前からわかってただろ。今さらそういうこというヤツは、不明を恥じよ。
  • 安倍氏講演・加藤氏発言は「北朝鮮の主張そのもの」:イザ!

    日は、安倍前首相が17日夜に埼玉県戸田市で行った講演について紹介します。この講演は、拉致被害者5人を北朝鮮に戻すべきだったとする自民党の加藤紘一元幹事長の意見について、「北朝鮮の主張そのもの」と切り捨てた点が注目されていますね。安倍氏と国民の反応を甘く見て、北朝鮮問題を論じる前に3年間は地元に引っ込んでいろ、と啖呵を切った加藤氏は今、「倍返し」をくらっているような印象です。 この中で安倍氏が強調した「日政府は北朝鮮との間で、5人を戻すという約束はしていない」という点は、偶然ですが、私も17日夜に某政府関係者らとの会合で話題にしていたことでもありました。講演では、安倍氏自身が当時の北朝鮮との交渉担当者、田中均氏に問いただしたエピソードが出てきますが、別の政府高官も当時、田中氏にこの点を確かめ、「約束はしていないが、5人を戻さないと日の立場が悪くなる」といった趣旨の回答を得ていたと聞いて

  • 実名記者ブログで好き放題書く覚悟と不安について:イザ!

    イザもスタートして2年以上がたち、記者ブログも筆を折ったり、退社したりした人もあってずいぶんと入れ替わりました。ちょっと寂しくもありますね。私はなんとか、当初からのメンバーとして細々と続けていますし、おおむね訪問者のみなさんのご厚情を受けて楽しく書かせてもらっているわけですが、やはり一部の人からの誤解・曲解は免れないものだとしみじみ痛感しています。そこで、何をいまさらではありますが、日はある意味での「音」を書こうと思います。 私のブログは、自称「放言ブログ」であり、ときの首相も野党第一党代表も与党有力者もそれこそポロクソに書いています。また、同列に並べると叱られるかもしれませんが、革マル派など左翼過激派や朝鮮総連、部落解放同盟など人権団体、創価学会など宗教団体、日教組、自治労など左翼労働団体…などに関しても、批判や問題点の指摘、情報公開を続けています。変な話、ここまで堂々と書いている

    yuigon_info
    yuigon_info 2008/07/04
    心無い批判には傷付くだろう。
  • 北朝鮮をめぐる二つの重要な動きに注目すべきです:イザ!

    昨日は対北朝鮮政策をめぐり、相反する二つの議員連盟が発足しました。一つは、経済制裁はやめて一国も早く北朝鮮と国交正常化すべきだとする「融和派」による超党派の「日朝国交正常化推進議員連盟」で、もう一つは、このところどんどん高まっている国交正常化の動きに待ったをかける自民党の「北朝鮮外交を慎重に進める会」です。発足初日は、前者には30~40人の議員が集まり、後者には6人が参加しただけでしたが、このまま前者に勢いを与えてしまうと、日は決定的に道を誤ることになるでしょう。私はいま、とても大きな危機感を抱いています。 そこで日は、後輩記者の取材メモをもとに、この二つの議連の会合の模様を報告したいと思います。あいさつなどで長すぎる部分は一部割愛しましたが、両議連ともに非常に意図は明確であり、かつメンバーも対照的です。 国交正常化議連は、自民党の、あの山崎拓元副総裁が会長に就任し、事務局長は民主

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    yuigon_info 2008/05/23
    拉致そっちのけで正常化へ前のめりになっている議員ども。
  • 映画「南京の真実」完成披露記者会見で政治家が語ったこと:イザ!

  • 国家基本問題研究所の初の記者会見雑感:イザ!

    昨日は、昨年12月26日のエントリ「来年に向けた一つの希望の光、国家基問題研究所」で紹介した保守系シンクタンク、国家基問題研究所(桜井よしこ理事長)が日外国特派員協会で初の記者会見を開いたので、私も行ってきました。会見では、米国による北朝鮮のテロ支援国家指定解除に反対する緊急提言が出されたのですが、それについては今朝の産経3面に記事が載っているので省きます。イザニュースでもアップされているので、興味のある方はご参照ください。 写真は、会見に臨む桜井氏です。笑みを絶やさず、それでいて鋭く、気迫のこもった言葉を発していました。いつもながらさすがたなあ、と感心します。外国人特派員らの少し意地悪で斜に構えたような質問に対しても、実例を引きながら、相手が理解しやすいようにうまく答えていました。ふつうの人には、なかなかできることではないと思います。写真をもう一枚掲載します。 左から副理事長の

  • 「マスコミの誤報を正す会」の記者会見に行ってきました:イザ!

    日は衆院第二議員会館で、民間有志による「マスコミの誤報を正す会」の結成記者会見が行われました。事前に配布された案内文には「この度メディア・ウオッチを重要な関心事に据えて活動しているメンバーが集まり、『マスコミの誤報を正す会』なる連絡組織を設立し、活動を開始することにいたしました」とあります。そして、最初の活動テーマとして取り上げたのが「9月29日沖縄県民集会に11万人の参加者が集まったという誤報」だそうです。これは行かねばなるまい、ということで取材してきました。 記者会見が始まる直前の様子です。正す会の代表は、外交評論家の加瀬英明氏で、事務局長は藤岡信勝拓殖大教授。メンバーは今のところ16人で、会見には評論家の宮崎正弘氏、元産経記者の高山正之氏らが出席しました。当然、この会見と正す会の活動については記事に書きましたが、いつものことながら、新聞紙面はスペースその他で制約が大きいので、この

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