鎌倉市内の一軒家を、1日1組限定の別荘として貸し出す-。そんなビジネスが今月、始まった。観光だけでは味わえない、鎌倉ならではの暮らしを体験してもらうもので、家の改修にあたり賛同者から資金を募ったのも特徴だ。「COME KAM.」(カムカム=COME KAMAKURA)と題したプロジェクト。全国的に増えている空き家を、生きた形で保存していく試みでもある。 横須賀市秋谷などで、1週間単位から借りられる別荘を展開するSTAYCATION(東京都渋谷区)と、ウエディング事業を手掛けるb.note(鎌倉市)の共同事業。 家はJR鎌倉駅から徒歩15分ほど、鎌倉市大町の閑静な住宅街にある。谷(や)戸(と)の前に立ち、敷地面積720平方メートル。2階建てでベッドルームと和室各二つ、リビング、ダイニングキッチン、浴室、庭、テラスを備える。参考利用人数は4人。地元の食材を買い込んで調理することも可能だ。
市民に幅広く寄付を呼び掛け、非営利の市民活動や市民事業を助成する公益財団法人かながわ生き活き市民基金が発足し、5日に横浜市内で約80人が参加してキック・オフ・レセプションが開かれた。公益財団法人による市民基金は県内初。 生活クラブ生活協同組合(荻原妙子理事長)が呼び掛け人となり、県内の市民団体や有識者などの賛同を得て、385万円の寄付金を基に設立された。生活クラブは10年前から、組合員から月100円の寄付を集めて、さまざまな慈善団体などに助成を行ってきた実績がある。公益財団法人設立で寄付する側が税制優遇を受けられることもあり、そうした活動を母体に市民レベルの活動に発展させたいという。 本年度は県内を拠点にボランティアで福祉事業を行っている団体などに総額500万円(1件の上限100万円)の助成を行う予定で、助成を希望する団体を募集している。 2014年度以降は「事業指定助成基金」「テー
欧米の大手クルーズ会社が、大型客船で日本近海を周遊するクルーズを拡大している。運航するのは豪華客船ではなく、1泊1万円台からという格安のローコストクルーズ(LCC)。富裕層に限られていた顧客対象が、シニア層をはじめ子どもを連れた若い家族、外国人観光客にまで広がろうとしている。 四つのプールに巨大劇場、ナイトクラブにカジノなど、浮かぶ不夜城とも言える華やかな船内。来年、横浜を発着する日本周遊クルーズに就航する「ダイヤモンド・プリンセス」(11万6千トン)が10日、横浜港に初入港した。 運航するのは米国企業プリンセス・クルーズ。今年は一回り小さい「サン・プリンセス」(7万7千トン)による横浜発着クルーズを本格的に始めた。来年は2隻態勢で計40航海を行うことで、利用客を今年の2万人から一挙に10万人に増やす計画だ。 アラン・バクルー社長が日本市場で狙う主な顧客層は50歳台。「比較的高い年齢
国際記念物遺跡会議(イコモス)が深夜に世界文化遺産への「不登録」勧告を突き付けられてから、一夜明けた鎌倉市。「武家の古都・鎌倉」の推薦対象とされてきた主要な社寺関係者や尽力してきた市民らは1日、一様に「残念」と語った。しかし、世界遺産の街に向けた22年越しの活動には大きな価値があったとして「今後のまちづくりにつなげていこう」と前を向く姿もあった。 推薦対象の一つである鎌倉大仏殿高徳院の佐藤孝雄住職(50)は「残念なのは言うまでもないが、イコモスの評価にはもっともと思う点もあった」と冷静に受け止めた。中でも指摘された都市化の影響については、「鎌倉は一見、古都という感じがしないのは事実で、交通量の多さも気になる」と認める。 「活動の過程で、鎌倉のさまざまな課題が明らかになった。登録の可否よりも、古都のまちづくりを議論する契機にしていくことが鎌倉にとっては重要」と力を込めた。 瑞泉寺の大下
認知症治療専門病院「かわさき記念病院」が2014年春、川崎市宮前区潮見台にオープンする。開設するのは、菊名記念病院などを運営する横浜メディカルグループ(YMG)傘下の医療法人花咲会。日本ではまだ数少ない、生活空間を比較的小規模に区分けした「ユニット型」の病床を導入し、重症の認知症患者が入院して治療後、できる限り短期間で住み慣れた地域や家族のもとに戻す病院を目指す。 ◆「ユニット型」病床導入 厚生労働省の調査によると、入院中の認知症患者のうち7割が精神科病床に入院。適切な在宅支援が遅れ、長期の入院を強いられる「社会的入院」が大きな課題となっている。 こうした状況を踏まえ、同病院はフロア設計にも配慮。長い廊下に個室が並ぶ「回廊型」ではなく、小規模の区画に分け、医師や看護師などスタッフを認識しやすい「ユニット型」を採用する。北欧などでは一般的という。 施設は、敷地面積約8800平方メート
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く