政府は4月25日、東京都、京都府、大阪府、兵庫県を対象に3度目の緊急事態宣言を発令。5月7日に愛知県、福岡県を加え、対象地域を6都府県に拡大した。一方、新型コロナ対策の切り札として、感染リスクが高い医療従事者や重症化リスクが大きい高齢者へ新型コロナワクチンの接種を急ぐ。 日本政府は、米ファイザー、米モデルナ、英アストラゼネカから新型コロナワクチンの供給を受ける契約を結んでおり、現在、ファイザー製ワクチンの接種が先行して始まっている。【1】 懸念される副反応(副作用)の発生状況については、厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会と薬事・食品衛生審議会薬事分科会が定期的に公表している。 まず厚生労働省研究班によるファイザー製ワクチン被接種者の健康調査に基づく軽症反応の発生状況を紹介する。【2】 この健康調査では、2009年に国産インフルエンザワクチンを医療関係者に接種した際の軽症反応の発生状況を
![新型コロナ対策 ファイザー製ワクチンの有効性とリスク | 公益社団法人 日本経済研究センター](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/ea0d9bdc5c0ffe2db3b5b700b29a1ac6ae470b12/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.jcer.or.jp%2Fimages%2FJCER-Logo-square-144px.png)