スリランカ政府との内戦中、反政府勢力タミル・イーラム解放のトラ は数年間にわたり子どもたちを徴兵していた。スイスインフォはスリランカ政府が設置した少年兵の更生施設を訪ねた。 2003年からのユニセフの調査によると、スリランカの内戦では6000人を超える少年兵(少女兵含む)の存在が指摘されている。徴兵された少年兵のほとんどが戦死している現状から、当初の少年兵の数は6000人をはるかに上回るとみなされている。 証言 「上官の命令が絶対だったんだ。上官が『撃て』と言えば、引き金を引いた。そうしたら、僕の目の前で、僕の銃弾で10人が倒れたのを見たんだ」 と、4年の間「タミル・イーラム解放のトラ ( LTTE ) 」の最前線に配備されていた17歳のビノダン君は今、屈託なくこう話す。しかし、「撃った後、人を殺したという罪の意識を持ちました」とも告白した。 わたしたちスイスインフォのスタッフ一行は今、首