記者会見・記者室の完全開放を求める会なるものがあるようです。この会の目標として、記者クラブに入れないジャーナリストを「記者会見に参加させろ」の趣旨のようです。世界の大勢からすると日本とジンバブエにのみ見られる、極めて珍しい閉鎖的体制ですから、根本的には「グローバル・スタンダード」に則って、進んで記者クラブ側が開放しなければならないものと思います。 もちろん記者クラブ側にそんな気はサラサラないのは周知の事です。なんと言っても長年築き上げ、美味しい汁を享受して来た「既得権益」ですから、「日本の特殊性」の大義の下に死守する構えを譲りません。もっともこの既得権益を譲り渡してしまうと、既製メディアが他のメディアに対して優位に立てる面が乏しくなりますから、聖域の死守みたいな様相になっています。 それでも記者クラブ問題は、既製メディアの必死の鎮静化にも関らず、ジワジワと火が付きかけています。おそらく背景