Economist's Viewでも取り上げているが、デロングがこのブログエントリで引用した下記のロン・サスキンドの近著の一節は、オバマ大統領の保守的な経済観を明らかにしている。 Confidence Men: Wall Street, Washington, and the Education of a President 作者: Ron Suskind出版社/メーカー: Harper発売日: 2011/09/20メディア: ハードカバー購入: 1人 クリック: 17回この商品を含むブログ (1件) を見る 以下はその引用部で紹介されているエピソードの要約。 景気刺激策が足りなかったことが明らかになった2009年10〜11月頃、基本的に財政タカ派であるオバマは、財政再建に重きを置くピーター・オルザグ(行政管理予算局[OMB]局長)の見解に同調するようになっていた。 オルザグは、再び700
『週刊文春』の後藤謙次氏と宮崎哲弥さんの対談「「3人目の総理」民主政権は立ち直れるのか」を読みました。主に宮崎さんの意見に賛成なので、宮崎さんの意見を簡単に箇条書きにしてご紹介。 1.野田政権の誕生は民主党のアイデンティティの完全な剥落。霞が関の官僚総出で野田氏の支持。「代表選の“真の勝利者”は財務次官の勝栄二郎氏ですよ(笑)。政治主導を掲げる党としては本質的な矛盾を抱えているのが野田政権だと思う」。 2.後藤氏の野田政権は小渕政権と似ているという指摘への反論。小渕内閣は財政拡張主義。野田氏のは増税や財政支出削減など、財務省の意向に沿った不人気政策で、小渕政策とは真逆。「むしろ現在のデフレを深刻化させてしまう可能性が高い」「それに9月の米FOMCの決定次第では、円高局面は60円台に突入する可能性すらある。これはキツいですよ。経済運営は薄氷を履むような状況が続くでしょう」。 3.野田氏は「政
『文藝春秋』での事実上の民主党代表選の政策構想の開陳(馬淵、野田両氏)と現在の政権への批判(海江田氏)それぞれの論説あるいはインタビュー記事です。僕はいかなる政治家でも政治勢力でもここで再三立場を明言していますが、いまの日本の長期停滞をリフレーションを第一に処方する立場の人・組織を応援します。なのでここでは馬淵さんの主張を中心にみることをお断りします。 僕が関心のあるのは、やはりマクロ経済政策中心の構想です。馬淵さんの政権構想には経済発展のためのエネルギー構想、社会保障改革、TPPについての見解など多様な論点を含みますが、ここでは省略します。 馬淵さんのは詳細についてはここでもとりあげましたが、この記事では以下のように発言しています。 「すなわち、復興までの長い道のりの間に、経済成長を前提とした「デフレ脱却」の政策を掲げていく。今後は、前述したようなエネルギー政策を筆頭とした経済政策を実行
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