今日5月14日(火)11時、鹿児島地方気象台は、奄美地方が梅雨入りしたとみられると発表しました。 平年と比べ3日ほど遅い梅雨入りです。昨年に続き、沖縄よりも早い梅雨入りとなりました。 ▼気象庁の発表 奄美地方の梅雨入り 平年より3日ほど遅く、昨年より13日ほど早い ・梅雨入りには平均的に5日間程度の「移り変わり」の期間があります。 ・春から夏にかけての実際の天候経過を考慮した検討の結果、期日が見直しされる場合があります。 奄美では、この先一週間は前線や湿った空気の影響で曇りや雨の日が続くとみられます。 週の後半は局地的な大雨のおそれもあります。雨の季節への対策を早めに進めるようにしてください。 日差しの届くことが少なくなる一方で気温は高く、最高気温は20℃台後半となる日が多い予想です。空気はむしっとして、不快な暑さとなりそうです。 奄美の平年の梅雨明けは6月下旬頃で、今年の梅雨の時期の降水
仙台管区気象台は9日(木)18時40分、福島県・吾妻山の噴火警戒レベルを2に引き上げました。 吾妻山の噴火警戒レベルが2に上がるのは、4月22日以来のことになります。 小規模な噴火のおそれがあるため、大穴火口から概ね1.5kmの範囲は警戒が必要です。 吾妻山では5日(日)頃から火山性地震の多い状態が続いていました。 さらに9日(木)17時30分頃から大穴火口付近の地殻変動が明瞭となっており、火山活動が活発になっているものとみられます。 このことから小規模な噴火のおそれがあるため、大穴火口から概ね1.5kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する、火山弾と呼ばれる大きな噴石に警戒してください。 また、大穴火口の風下側では降灰及び風の影響を受ける火山礫と呼ばれる小さな噴石、火山ガスに注意が必要です。
3月のエルニーニョ監視海域の海面水温は基準値より高い値で基準値との差は+0.8℃、エルニーニョ現象発生の判断に使用している5か月移動平均値の1月の値は+0.9℃でした。太平洋赤道域の海面水温は、インドネシア付近を除き、ほぼ全域で平年より高くなりました。海洋表層の水温は中部から東部を中心に広い範囲で平年より高くなりました。太平洋赤道域の日付変更線付近の対流活動は平年より活発で、中部の大気下層の東風(貿易風)は平年並みでした。このような海洋と大気の状態から、エルニーニョ現象は続いているとみられます。 太平洋赤道域の中部から東部にかけて見られる海洋表層の暖水は今後東進し、東部の海面水温が平年より高い状態をしばらくの間維持すると考えられます。エルニーニョ予測モデルは、今後夏にかけてエルニーニョ監視海域の海面水温が基準値より高い値で推移すると予測しています。以上のことから夏にかけてエルニーニョ現象が
日本周辺だけが網掛けになっている地図。そして「NO FORECAST(予報なし)」の文字。実はこれ、日本の研究機関が発表している雨の予測です。何か機密が隠されているのか?それともハッカーによるものか?取材を進めると、気象の予報技術が急速に進む一方で、昔からの規制が残っているため、その成果が一般に共有されにくいという皮肉な現実が見えてきました。(社会部記者・災害担当 島川英介) さきほどの画面は、理化学研究所計算科学研究センターの研究グループが運営する「理研天気予報研究」のホームページです。 現在、「世界の降水予報」と「関西の降水予報」の2つが一般に公開されています。 このうち「世界の降水予報」は、複数の人工衛星のデータから、世界全体で降っている雨の強さを確認。そのデータをもとに12時間先までの世界の雨雲の動きを予測します。 一方、「関西の降水予報」は、予測が困難で、突如激しく降り始める局地
全国有数の「暑いまち」として知られる群馬県館林市。真夏になると連日35度以上の猛暑日を記録し、埼玉県熊谷市や岐阜県多治見市などと「暑さ日本一」をめぐってバトルを繰り広げていたが、その根拠となるアメダス(地域気象観測システム)が6月にも同市内の別の場所に移設されることになった。ネット上では「高温になりやすい場所にあるのでは」「ずるい」などと疑問の声があがっていただけに、今夏の観測気温に注目が集まりそうだ。 館林は「ずるい」!? 現在のアメダスは同市美園町の館林消防署駐車場の一角にある。観測機器自体はフェンスと低木で囲われているものの、駐車場やアスファルト舗装の道路と隣接。地面が芝生ではなく、防草シートで覆われている。実際にアメダスの近くに立つと、駐車場の車やアスファルトの照り返しでじわじわと熱を感じる。近くには集合住宅もあり、風通しもさほど良くない。 こうした設置状況にインターネット上では「
気象庁の緊急地震速報が22日から変わります。震度5弱以上の強い揺れが予測された場合、これまで情報の発表は1度だけでしたが、巨大地震が発生した場合などに「続報」が発表され、より広い範囲に警戒が呼びかけられることになります。 これまで発表は、原則1度だけでしたが、7年前のマグニチュード9.0の巨大地震で関東など震源から離れた地域に警戒を呼びかけられなかったことを教訓に、気象庁は22日から新たな手法を導入することになりました。 新たな手法では、「P波」のあとに来る「S波」などの大きな揺れの実際の観測データを使って、その観測点から最大30キロ離れた地域を対象に続報を発表します。 続報は、地震波を最初に検知してから90秒後まで発表され、南海トラフや千島海溝などマグニチュード8以上の巨大地震が発生した場合などに、より広い範囲に警戒を呼びかける効果が期待できるということです。 気象庁の橋田俊彦長官は「震
警戒範囲、4キロに拡大=新燃岳、活発な活動-気象庁 火口から1・8キロまで大きな噴石が飛散した霧島連山・新燃岳の噴火=10日午前4時27分ごろ(気象庁提供) 気象庁は10日、宮崎、鹿児島両県境にある霧島連山・新燃岳で同日未明、大きな噴石が火口から1.8キロまで飛散したと発表した。同庁は噴火警戒レベル3(入山規制)を維持しつつ、警戒範囲を3キロから4キロに拡大した。火口から4キロ以内は大きな噴石の飛散に、2キロ以内は火砕流に警戒が必要だ。 霧島連山・新燃岳の火口北西側から流れ出す溶岩。白煙が幾筋も上がっている=9日午後1時5分ごろ、鹿児島県防災ヘリコプターから気象台職員が撮影(気象庁提供) 気象庁によると、10日午前1時54分の爆発的噴火で大きな噴石が火口から1.8キロまで飛び、噴煙が火口の縁から4500メートルの高さに上がった。同4時27分の噴火でも噴石は1.8キロに達した。 9日午後6時
鹿児島と宮崎の県境にある霧島連山の新燃岳で、11日朝から連続して噴火が発生し、山の膨張を示す地殻変動などが、観測されています。気象庁は、今後、より規模の大きな噴火が起きるおそれがあるとして、火口周辺警報を発表し、噴火警戒レベルを「入山規制」を示す3に引き上げて、火口からおおむね2キロの範囲で大きな噴石や火砕流に警戒するよう呼びかけています。 噴煙は火口から300メートルの高さまで上がり、その後も噴火が連続して発生し、噴煙の量も増加しています。 さらに山の膨張を示す地殻変動や、地下のマグマや火山ガスなどの動きを示すとされる火山性微動の観測が続き、微動の振幅は次第に大きくなっているということです。 このため気象庁は、今後、より規模の大きな噴火が発生するおそれがあるとして、火口周辺警報を発表し、噴火警戒レベルを「入山規制」を示すレベル3に引き上げました。 火口からおおむね2キロの範囲で噴火に伴う
気象庁は9日、鹿児島、宮崎両県にまたがる霧島山の一つ、えびの高原・硫黄山(宮崎県えびの市)周辺の噴火警戒レベルを1から2に引き上げ、火口周辺警報(火口周辺規制)を発表した。火口から約1キロの範囲で噴石が飛び散る可能性があり、注意を呼びかけている。 8日の現地調査で、火口内に噴出物を確認。監視カメラによる長期観測でも噴気量の増加が認められた。今後、小規模な噴火が発生する可能性があるという。 えびの高原・硫黄山周辺の噴火警戒レベルはこれまで、状況に応じて火口内への立ち入りが規制される噴火予報(活火山であることに留意)だった。 火口周辺が立ち入り禁止に 噴火警戒レベル引き上げに伴い、宮崎県えびの市は9日午後7時20分、硫黄山の火口からおおむね1キロの範囲を立ち入り禁止にする措置をとった。期間は当分の間。 県も同時刻、県道1号のえびのエコミュージアムセンター前(えびの市末永)~料金所跡(宮崎県小林
海上保安庁が24日、上空から行った観測で、伊豆諸島の青ヶ島の南の海域にある岩礁「ベヨネース列岩」で、海面の変色が確認されました。 気象庁は今後、小規模な海底噴火が発生する可能性があるとして、24日午後3時、「ベヨネース列岩」に噴火警報を発表し、周辺の海域では海底噴火に警戒するとともに、噴火による軽石などに注意するよう呼びかけています。
火山噴火予知連絡会(会長・藤井敏嗣東大名誉教授)は14日、定例会合を開き、東京・小笠原諸島の西之島について、火山活動が低下した状態が続き、噴火が発生することはほとんどなくなったとの見解をまとめた。 気象庁はこれを受け、西之島の火口周辺警報を解除した。ただ、火口周辺には高温の場所が点在し、崩れやすくなっている所があるため注意が必要としている。 西之島は平成25年から噴火が始まり、陸地の面積の拡大が進んでいた。昨年8月に火山活動の低下に伴って警戒範囲が火口周辺の1・5キロから500メートルに縮小されていた。 西之島は、東京から南へ約千キロ離れた無人島で、火山活動が落ち着いてからは研究機関による生態系の調査が行われている。
犠牲者58人、行方不明者5人を出した平成26年9月27日の御嶽山(長野・岐阜県、3067メートル)噴火災害で、気象庁が噴火警戒レベルの引き上げを怠ったなどとして、犠牲者5人の遺族が25日、国家賠償法に基づき国と長野県に総額1億4千万円の損害賠償を求める訴えを長野地裁松本支部に起こした。遺族と弁護団は午後、横断幕を掲げて行進し、訴状を提出した。 原告側によると、今回の災害で遺族が提訴するのは初めて。気象庁が噴火前の観測データを元に下した噴火予知の判断が適切だったかどうかが検証される。 訴状によると、気象庁は噴火警戒レベルを1から2に引き上げる基準の一つとして、火山性地震の回数を「1日50回以上」としていた。しかし、同庁は噴火前の9月10日に52回、翌11日に85回の火山性地震を観測したにも関わらず、当時は平常を示す1だった噴火警戒レベルを2に引き上げなかった。原告側は同庁が12日早朝にはレベ
本日、甲府気象台より富士山初冠雪の発表がありました。確かにウェザーリポートでも、雪化粧をした富士山の写真が届いています。
3日午前9時、西太平洋のカロリン諸島付近で熱帯低気圧が台風1号になった。気象庁が発表した。統計がある昭和26年以降では過去2番目の遅さ。 台風1号はゆっくりした速さで北西に進み、中心気圧は1002ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は18メートル、最大瞬間風速25メートル。 気象庁は、南米ペルー沖の海面水温が高くなるエルニーニョ現象が終息した影響で、今年は台風発生が遅れたとみている。これまで最も遅かった記録は18年前の平成10年7月9日だった。 台風は、熱帯海域で発生する熱帯低気圧のうち、赤道以北の北西太平洋や南シナ海にあり、最大風速17・2メートル以上のものを指す。上空の風に流されて動き、地球の自転の影響で北へ向かう性質を持つ。
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