STAP細胞、ゴーストライター、号泣会見、セクハラやじ……。2014年はとにかく人騒がせな出来事が多い年でした。しかもその多くに強烈な個性を持った人物が登場。筆者にとっては、そのような個性も強い印象に残った1年でした。 そんな印象を持っていたせいでしょうか。筆者は今年の「新語・流行語大賞」の結果を意外に思ったのです。なにしろ以上の出来事に関連するキーワードが、ただの1つもトップテンに入選していなかったのですから。 選考の背景については知りません。選考委員会の皆さんがこれらの出来事に関連するキーワードを最初から選ばなかったのかもしれませんし、「受賞予定者の辞退」などの理由により授賞を取り下げたのかもしれません。ただあくまで「たられば」の話ではありますが、以上のキーワードが入賞した場合の授賞式は、「誰が受賞者になるのか、その受賞者が出席するのか」にかかわらず、すいぶん暗い雰囲気になったかもしれ