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ブックマーク / murashit.hateblo.jp (51)

  • 続・メタフィクション表現の四分類についてのメモ(その1)

    こないだの記事に応答をいただきました。 proxia.hateblo.jp 最終的にはとくに大きな意見の相違などは出てきそうになく、しかもかなり投げっぱなしだったところを補っていただいておりめちゃくちゃありがたい(ふつうに申し訳ない)んですが、いずれにせよ自分の言葉でも説明しようとすべきだろということでがんばって書いてみます。書いてたらなんか長くなりそうだったので、「続」かつ「その1」になりました。 「物語世界の拡張」について まずはここをきちんと説明しなければはじまりません。ネマノさんにはかなり汲み取っていただいておりおそらく誤解はないところなのですが、上述のとおりがんばります。 フィクションの受容におけるデフォルトの態度 まず前提として、われわれのフィクション受容に際するデフォルトの態度というのは下記のようなものだと考えています。 虚構世界は現実世界から切り離されており、虚構世界におけ

    続・メタフィクション表現の四分類についてのメモ(その1)
    murashit
    murashit 2023/07/03
    id:Monomane 感覚的にはそうなんですよね。(胡乱すぎるので使わなかった表現なんだけど)「存在論的な地位の優位性の感覚が脅かされ、無視したりその場しのぎに修復したりできない」みたいな……こう……
  • どんなときに「自由度」といいたくなるのか - 青色3号

    経緯 もともとこういう語の使いかたには興味があったし、だからディスコエリジウムをだしにロールプレイについてうだうだしたときにもすこし触れてはいた。そのうえで、上野「ゲームにおける自由について」1およびそれに対する松永さんのコメント、あるいはシカール『プレイ・マターズ』あたりを読んでよけいに気になっていた2。そしてそうこうしているうち、こないだ「自由度」をキーワードにしたTotKのレビューを読むにいたって、せっかくだから書きながら考えてみようとおもったわけだ。自分はけっきょく、ビデオゲームについて考えるときに出てきがちな「自由度」という語をどうとらえてるんだっけ、と。 省みる前に とはいえ一般的なとらえられかたでいえば、先述の松永コメントにあるとおり「あるゲーム(のある場面)におけるプレイヤーの選択肢の幅の広さ、あるいはプレイヤーに対する指令の少なさ」でよさそうだ。(しっかり用例採集したわけ

    どんなときに「自由度」といいたくなるのか - 青色3号
    murashit
    murashit 2023/06/25
    感覚を教えてくれたひとはありがとうございます、系の状態を表すための変数の数大喜利をやった人は反省してくれ、それはそれとしてリンクしたサイトやら論文はぜひ読んでください!
  • 『フィクションとは何か』- ケンダル・ウォルトン(中間まとめ) - 青色3号

    第2部までをまとめてみよう、というエントリ。前半だけでも二段組300ページあってそれなりに分厚いのは、ウォルトンの理論自体が思ったより複雑なのもあるが、それよりもとにかく例示が豊富なことが原因のように思いました。それらを読むのはとても楽しいものの、論なんだっけ?ともなりやすそうなので、とにかく手掛りを残しておくにしくはないということで。 それにあたり、まずは以下にこれまでの章のメモを挙げておきます。こうした自分の理解(かなりあやしい)およびいくつかの追加的な文献を参考にして1、書のなかでどんなことが言われているのかを、せめてもうちょっと短くまとめてみたいというのが記事です。 序章および第1部「表象体」 序章・第1章「表象体とごっこ遊び」 第2章「フィクションとノンフィクション」 第3章「表象の対象」 第4章「生成の機構」 第2部「表象体の鑑賞経験」 第5章「謎と問題点」 第6章「参加

    『フィクションとは何か』- ケンダル・ウォルトン(中間まとめ) - 青色3号
    murashit
    murashit 2022/05/07
    随時ツッコミ募集中です
  • "Cyberpunk in the Nineties" を訳した - 青色3号

    思うところあってブルース・スターリングの"Cyberpunk in the Nineties"を訳しました。 拾ったのはここ。原文自体はもともと『インターゾーン』誌に発表されていたもので、それをギャレス・ブラウン*1がHyperCardで作ってたスタック*2に(スターリングの同意のもと)転載し、左のリンクはそのWeb版という位置付けのようです。ややこしいですが、とくに怪しいものではないはずです。 とはいえもちろん、こちらは完全に勝手に訳したもの。あくまで参考に、という位置付けではあります。 じつはすでにハヤカワの90年代SF傑作選の上巻で金子さん*3の翻訳がありますので、ちゃんとしたものが読みたい!という方はそちらをどうぞ。こちらは「80年代サイバーパンク終結宣言」というタイトルとなっています。 というわけで、以下。 90年代のサイバーパンク by Bruce Sterling 今は昔、1

    "Cyberpunk in the Nineties" を訳した - 青色3号
    murashit
    murashit 2013/03/03
    そのうちCheap Truthもなんとかできたらいいなと思います。そのうち……
  • 自転車で帰省した話(9日目) - 青色2号

    10月24日夜。 とりあえず京都に着いたはいいが、今日はけっこう走ったしまずは思いきり風呂に入りてえもんだと銭湯を探す。知ってる銭湯となると百万遍のほうまで行かなきゃいけなくて、それはそれでめんどうだなと思いインターネットに頼ってみるとどうやらすぐ近くにあるらしい。入る。っていうか年々銭湯の入浴料が上がっているような気がする。牛乳を飲む。次はコインランドリーである。やっぱりインターネットで探す。最寄りのって聖護院のほうまで行かなきゃならないのか案外ないものだなと思いながら湯上がりで少々寒いなかを走り、洗濯をはじめる。30分ほど暇だということで、御池通りを走り抜け(株)はてなへ急ぎ、セブンイレブンの前で一瞬手を合わせ「いつもお世話になっております」と念じたあとまた急いでコインランドリーへ戻る。なにごともなかったかのように乾燥。 ようやく一息ついて21時頃。京都にいたころ深夜営業してるってんで

    自転車で帰省した話(9日目) - 青色2号
    murashit
    murashit 2011/11/29
    >id:Blue-Period そうかもと思って途中のネットカフェで改めて調べてみたりもしたんですが、とくに問題なさそうな感じでした。もしかしたら漕ぎ方に問題があったのかもしれません。
  • あなたの人生の物語 - テッド・チャン - 青色2号

    今まで読んだことがないという体たらくでありました、テッド・チャンの短編集『あなたの人生の物語』。構成と主題の組み合わさり方が美しいのはもはや当然として、SF懐というべきか、ものごとをまったく別の視点から照射するそのやりかたがあまりに鮮かな一冊でした。 以下、すべてではないにせよ個別の短編の感想とか。っていうか、今読み返してみたらあらすじの説明に終始しているぞ!まあいいや!! 理解 高次の知能を獲得していくと最終的に超能力戦にしか見えなくなるっていうのが笑えるんだけど、それはともかく。ある意味では、お猿さんにとっての人間知能ってどんなものなんだろうっていうか、幼年期の終わりというか、そんな感じで、とくに「陳述の変更が全文法の調整をもたらす」言語についての記述はやっぱりゾクゾクしてしまいました。 あなたの人生の物語 目的論的な思考方法が最終的にトラファルマドール星人にまで至るっていう話。構

    あなたの人生の物語 - テッド・チャン - 青色2号
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    murashit 2010/12/12
    id:Delete_All 買います!読みます!!
  • 文学フリマの宣伝だけじゃねえぞ畜生 - 青色3号

    今日も宣伝です。宣伝エントリしか書かなくなったブログはもう先が長くないという話があります。つまりここがブログであったならば先は長くない。しかしここはブログではなくあくまで日記なのだ。だから先は長い。安心ですね……ということで心置きなく宣伝をはじめます。タイトルの通り、12月5日に京急蒲田駅からほど近い大田区産業プラザPiOで開催される文学フリマについてです。 文学フリマに行く人へ おお!あなたは文学フリマに行かれるのですね。奇遇ですね。僕も行くんですよ。そして僕の寄稿させていただいた同人誌がいくつか出展されたりもしちゃうんですよ。そんなわけで以下の3サークルにひとつずつ小説の載せていただいております。 R-07: PLAYBOX PROJECT "HARVEST vol. 1" 『次の朝を待つまでの間、寝心地の悪いベッドの上で脚を何度も動かしながら有り得たはずの思い出を遡る彼は、さほど大き

    文学フリマの宣伝だけじゃねえぞ畜生 - 青色3号
    murashit
    murashit 2010/12/03
    ※重要なお知らせ: 僕の修士論文は出展されませ……いや、はい、そうですね、これが僕の宗旨論文ということでいいや。そういうことにしましょう!!!
  • 夢日記三連、あるいは「夢にアニメのキャラが出てくるようになったらもうおしまいですね☆」 - 青色3号

    一日目 土曜日にぼくが過去所属していたサークルの卒業ライブがあったらしいのだけど、それに気づいたのは日曜朝、前の晩の飲み会から朝の友人宅の様子(雑魚寝)、そして昼ごろの撤収の様子がなぜかustで流されているのを発見し、そこにはなぜか小学校〜学部生のころの知り合いがたくさん。なんだか一人取り残されたような気分で寂しくなり、とりあえずその場所に出掛けてみると、ちょうど撤収が終わってみんなが談笑している。 自分が前日のライブに行ってないとみんなが知っているのを分かった上で、ネタっぽく「いやー昨日のライブよかったよ!」と誰にともなく笑ってみるも、反応はない。近くにいた小学校の保健の先生(なんでそんなとこにいるんだ)が「あっムラシット君だよ」って周りに言ってくれるが、その知り合いたちは僕のほうをちらっと見ただけでまた談笑に戻っていく。 ちょっと泣いて、それから目が覚めた。 二日目 弓矢部である。弓道

    夢日記三連、あるいは「夢にアニメのキャラが出てくるようになったらもうおしまいですね☆」 - 青色3号
    murashit
    murashit 2010/06/12
    夢日記を書くことによって明晰夢が見られるようになり淫夢も自由自在だとどこかで聞きました。ほんとうですか。ほんとうですか!
  • 実家に帰ってきた記念 - 青色3号

    うちの神木です.ほとんど枝が切られ丸裸だというところにたいへん共感を覚えますね.

    実家に帰ってきた記念 - 青色3号
    murashit
    murashit 2010/01/04
    言われて気づきましたが陰茎に見えますね.僕の陰茎はこんなふうにそそり立ってはくれないのですが…
  • V. - トマス・ピンチョン - 青色28号

    僕にとっては,中編「競売ナンバー49の叫び」および短編集「スロー・ラーナー」に続き,はじめてのピンチョンの長編でした.いままでだってまちがいなく好きな作家だったのですが,今回こうして長編を読むことで,自分のなかでは明かに他から頭ひとつ(どころじゃなく)飛び抜けた作家になった気がします.そんな上下二冊. 「競売ナンバー49…」の感想で僕はこう書きました. 五感の描写がなんだかやけに捻じ曲がっているように感じるのは必然性のない細部への固執がなせる業か.そのせいで,全体を通して,文章の中に現れるひとつひとつのデータのもつ情報量が不明瞭に感じられるのか. 僕がここに物語を見出すのは,こういった不明瞭なデータの連なりに情報としての意味をもたせあるいは意味をつくりだすからで,用意された因果関係があるかどうかなんてことは質的ではない. 基的にはこれと同じ構図です.「競売ナンバー49…」の主人公である

    V. - トマス・ピンチョン - 青色28号
    murashit
    murashit 2009/12/31
    書いてみてから木原善彦「トマス・ピンチョン」を読んだら「エントロピー的世界観」の使われかたがぜんぜんちがっていて吹いた
  • ■ - 青色3号

    そもそものはじまりはかつてわたしであったものがいつかわたしでありうるものと口論しているのを見てほんとうのわたしであるところの私がそれを止めにここへやって来たことだ。 「君はかつてわたしであったものであって現在わたしであるというわけではあるまい、ということは当のわたしではないよ」と、かつてわたしであったものが言うと「君こそいつかわたしでありうるものということは、いま現在わたしではないということだろう、つまり私こそがほんとうのわたしだ」と、いつかわたしでありうるものが答えている。馬鹿らしいとは思ったが、しかたがないから私は「そんなことを言ったって君たち二人のどちらだっていまこの瞬間にわたしではないのだから、どちらもわたしではあるまい。現在わたしであるのはただ一人このほんとうのわたしだけだろう」となだめてみたというわけだ。しかしそれがいけなかった。 それを受けて、かつてわたしであったものが「君

    ■ - 青色3号
    murashit
    murashit 2009/08/31
    いや、やっぱなんかおかしいぞこれ。トートロジー? / id:massunnk 「ドラえもんがいっぱい」かな…?
  • 僕とコンドームの1日間戦争 - 青色3号

    下等遊民になりたい。 そう思ったのはいつのことだったろうか。君にガルシアマルケスといえば何を連想しますかという問いかけをしてから1年経った。そういえばあの日の夕方も残暑の夜の涼しさに肌を侵されマクドナルドのテラス席で煙草を吸っていたのだった。煙は2度と同じ形をとらないのだろうが、僕は1年経った今日この日にもおなじ思考を抱え、所持金はあと128円だ。俵万智メソッドのおかげで僕は毎日がにちようびだ。 家に帰ってきた。藤子・F・不二雄大全集のドラえもん第1巻を買ってきたはいいけれどロボ子ちゃんの出てくるエピソードを5回読んで以来手にとっていない。面影ラッキーホールが100万人のポルノスターについて歌っている。部屋の冷房をつければ刻々と電気代が加算されていくのは分かっているけれど、請求されるのは来月のことだし、まあなんとかなるだろう。下等遊民になりたい。 そもそも金がないのはF全集を買ったせいも

    僕とコンドームの1日間戦争 - 青色3号
    murashit
    murashit 2009/08/18
    ※日記です
  • ごく個人的な事柄について - 青色28号

    そんなこんなでもう12年も経って、それはつまり、僕の人生の半分は彼なしでやってきたのだということになる。僕が小5の頃の話で、年々思い出せることは少なくなる。もちろん欠席している奴は手を挙げられないわけで、何を忘れてしまったのかなんて分かるはずもないけれど、それが減ってきているんだということくらいは僕にも感じとることができる。 もしかすると、風化するに任せるのが健全というものなのかもしれない。そうだそうだ、「人間は思い出を忘れることで生きていける」だっけか。…そんな台詞がすぽんと頭の抽斗から出てきたものだから、これなんだっけとしげしげ眺めていると、分かった、碇ゲンドウだ。そしてこの台詞の続きが「だが決して忘れてはならないこともある」であったことも思い出した。 今からこうやって書きつけることが「決して忘れてはならないこと」なのかどうかはよく分からないけれど、まあゲンドウの言うことなんてそれほど

    ごく個人的な事柄について - 青色28号
    murashit
    murashit 2009/08/12
    自分の弟を、自分の自意識の餌にしてしまったような罪悪感がある。
  • そうなんよ。いまね… - 青色3号

    ぽんぽんいたいのー ねーねー、ぽんぽんいたいのー じっかかえろうとおもったらさー とちゅうででんしゃとまりまくるしさー えきでいちじかんはんとかまたされるしさー かえったらなんかふっつーにあめふってやがるしさー だからねー、ぽんぽんいたいのにねー、なんでこんななのー ひごろのおこないがわるいからなのー?

    そうなんよ。いまね… - 青色3号
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    murashit 2009/07/25
    目が覚めました!!!
  • 勝間和代十夜 第三夜 - 青色28号

    第三夜 こんな勝間和代を見た。 和代の室を退がって、廊下伝いに自分の部屋へ帰ると電球がぼんやり点っている。片膝を座布団の上に突いて、PCの電源を点けたとき、Windowsのロゴがディスプレイに浮かびあがり、同時に部屋がぱっと明かるくなった。 立膝をしたまま隠しフォルダを探すと、思った所に、ちゃんとあった。あれば安心だから、隠しフォルダをもとのごとく非表示にして、ウィンドウを閉じて、どっかりと座った。 あなたはビジネスマンよ。ビジネスマンなら悟れないはずないでしょうと和代が云った。そういつまでも悟れないところを見ると、あなたはビジネスマンではないんでしょうと言った。負け組だと言った。ははあ怒ったわねと云って笑った。口惜しければ悟った証拠を持って来なさいと云ってぷいと向をむいた。怪しからん。 隣の広間の床に据えてある置時計が次の刻を打つまでには、きっと悟って見せる。悟った上で、今夜また入室する

    勝間和代十夜 第三夜 - 青色28号
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    murashit 2009/06/16
    みんなで年収を10倍にしましょう!
  • 海へ行くつもりじゃなかった - 青色28号

    すみません、のっけから嘘をつきました。最初から海へ行くつもりでした。遅れてきた五月病を退治するために、ひろいひろい太平洋ではなく、東京湾へ。 …横浜へ行って噂のラ・マシンを見てきたよっつう記録です。 ■■■ 思い立ったのは今日の午後。学校へ行く気も起こらず腐っていたところへ、ふと啓示のようなものが舞いおりてきたのです。「ムラシット君、海を見に行くんじゃ」「だ、誰?」「わしは神じゃ」「ええーっ!?」こんな小芝居を日記で披露する必要があるとは思えませんが、とりあえず僕はそんな感じで旅立ちました。 出発したのがたしか4時ごろ、関内駅に到着したのが5時過ぎくらい。駅前のルノアールで2時間ほど潰して、まずは山下公園に向かいます。 横浜のこのあたりってものすごく几帳面に計画されてるんですよね。気持ち悪いくらい。この「気持ち悪いくらい」っていう感覚は最後まで拭えませんでした。 とにもかくにも山下公園です

    海へ行くつもりじゃなかった - 青色28号
    murashit
    murashit 2009/05/28
    最後の一行のその続きは、あなた自身で想像してくださいね…!(参考:http://d.hatena.ne.jp/ayakomiyamoto/20090526/p1 http://d.hatena.ne.jp/nubiangoat/20090527/1243432632
  • いちばんいいのは、ひとりぼっちだとしても、まったくのひとりぼっちではないということだ。 - 青色28号

    こんにちはみなさん、おのぼりさんのムラシット先生です、今日も自分語りします! このあたりのお話関連。いずれもすごく面白いから、僕の日記なんて読んでる暇があったらこちらを読んでください! http://d.hatena.ne.jp/nakamurabashi/20090506/1241560453 http://d.hatena.ne.jp/andre1977/20090507#p3 http://d.hatena.ne.jp/goldhead/20090508#p1 でも僕の日記も読んで欲しいの! というわけで東京コンプレックスについて。前知識として知っていていただけると助かるのは、僕が岡山のそれも県北、つまりド田舎に18年間住んでいたこと、でもって大学で京都に出てきて、大学院で東京にいるってことくらいです。 …で。 はてななんかでグダグダやっているみなさんのことですから、当然僕と同じよう

    いちばんいいのは、ひとりぼっちだとしても、まったくのひとりぼっちではないということだ。 - 青色28号
    murashit
    murashit 2009/05/12
    ある種の(カジュアルな)亡命者なんだろうかな。サイードの言う「故郷の存在とそれに対する愛そのもののなかに、すでに喪失が本来的に埋め込まれてしまっている」っていう。/ 表題は「死をポケットに入れて」より
  • ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…… - 青色3号

    ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…… - 青色3号
    murashit
    murashit 2009/04/14
    これからは写真ブロガーになってモテまくります!
  • わたしの名は紅 - オルハン・パムク - 青色28号

    *1 *2 様式(スタイル)についてのお話でした。 舞台は16世紀末のトルコ。細密画師が殺された事件をきっかけに、その犯人さがしが物語の核となって登場人物たちの(「藪の中」みたいな)一人称の語り*3が積み重ねられていく。いくんだけど、ちりばめられる細密画についてのたくさんの教訓*4や、細密画に描かれ続けてきた有名な場面とそれに纏わるエピソードたち、細密画師の嫉妬や喜び、噺し家の語り、そして恋愛の要素がそこに絡んできて、それぞれがとても大事なはたらきをする。 すくなくともイスラームやその文化に興味のある人は読んで絶対に損はしないと断言できます。とにかく、ムスリムとして生きる登場人物達の考えることや、細密画の描写、古い細密画師たちのエピソード、噺し家の語りなどはそういう点から見てもすばらしい。はじめはタルいなんて思うかもしれませんが、今まで知らなかった世界がぐんぐんひろがっていくのを感じられま

    わたしの名は紅 - オルハン・パムク - 青色28号
    murashit
    murashit 2009/04/13
    書きやすいから妄想についてだけ書いたけど、たぶん「文体」とか「ことば」とかにも同じことが言えると思ってる。そのうち書くかもしれん。
  • 山手線一周してきた話- 青色28号

    つい先日、3月29日のことです、煮詰まりに煮詰まってもうどうしようもなくなってしまい、とりあえず自転車で山手線一周してきました。東京にやってきたわけだし、とりあえず山手線だろうと。一周34km*1、29駅を、なんだかんだで6時間かけて。*2 *3 最後にデジカメで撮った写真をつなげただけの動画も、一応、用意しておきました。 と、いうわけで、駒込*4からスタート。 1.駒込 (20:13) 0分 *5 *6 2.田端 (20:27) 14分 このときにはまだ余裕があった。 3.西日暮里(20:37) 24分 4.日暮里 (20:47) 34分 このへんまでは住宅街を抜けていく感じでなかなかに心細かったです。上り下りも多いし…! 5.鶯谷 (20:52) 39分 6.上野 (21:05) 52分 このへんから怒濤の高架下ラッシュでした。 7.御徒町 (21:11) 58分 8.秋葉原 (21:

    山手線一周してきた話- 青色28号
    murashit
    murashit 2009/04/03
    建築や土木構造物もすきだけれど、なんのかんので、こうやって人がわらわらおったりその気配のこゆさを感じたりすることのほうがもっとたまらないのだろうと思うのです、僕は