_ シェリの最後 以前シェリという映画を観て以下の点がすごくおもしろかった(映画自体とは無関係に)。 わたしの可愛い人-シェリ [DVD](ミシェル・ファイファー) 第一次世界大戦前ということは19世紀末に稼ぎまくった高級娼婦は、椿姫のような悲劇的な人もいただろうが、稼いだ金を元手に投資して富裕層におさまっているという点だ。 主人公の若いジゴロ(といって良いのだろうな。富裕な女性に美貌と男性性によって養われている青年)のシェリの母親は米国の石油会社に投資して超金持ちになって、同じく高級娼婦出身の男爵夫人(男爵夫人になるのが先だろう)などと優雅に投資の話に夢中になっている。シェリを養っているレアも同様に巨万の富を得ている。 なるほどブルジョワとはそういうものですか、と眼が開かれる思いをした(もちろん、そればかりではないだろうが、そういう道筋もあるという点についてだ)。日本でも明治の元勲の奥さ