(CNN) 個人が公文書に記載する性別を自分で選ぶことを認めた性別アイデンティティー法案が、アルゼンチン議会で可決された。 同法案は、国民が自分の認識する性別に従って処遇される権利を保証する内容。政府に対しても、その性別を認定するよう義務付けている。上院で9日に最終承認された。 法案の文言では、「性別は個人が自分の経験で自ら識別する内面的、個人的なものであり、出生時に割り当てられた性と一致することもあれば、一致しないこともある」と規定。18歳以上の国民が性別の変更を望む場合、役所で変更を届け出ることができるとした。 対象には、性転換のための手術やホルモン療法を受けている人だけでなく、身体的な性別とは反対の性別の服装や動作をしている人も含まれる。 こうした法律の制定は故キルチネル前大統領が推進し、妻のフェルナンデス大統領が引き継いでいた。ボウドウ副大統領は「きょうをもって、何千何万人というア