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諸費税アップの議論が続いている。このブログで政治の話をするつもりはない。単純に医療の話だ。院内処方の当院にとっても、消費税は大きな問題である。薬剤の購入の指示は、薬を処方する私の担当である。 わかりやすく、1錠が100円の薬があったと仮定しよう(そのような高い薬は、実際には使っていないのだが)。現在、消費税は5%。値引きをしないと仮定して、105円で購入となる。しかし、この薬を売る(処方する)時には、100円に決まっている。院内で処方する薬には、患者さん側が消費税を負担するシステムはない。単純に考えるならば、105円で購入した薬を100円で売る。これが院内処方だ。 我々が購入する薬には、購入する時に当然値引きがある。小児科であり、高価な薬は抗アレルギー剤ぐらい。値引率も高くはないし、もともと消費税を負担している。不良在庫、在庫管理、薬の保管スペース、人件費、手間、そして消費税の負担を考える
またまた、面白くもない話を書く。平成17年度から、ツベルクリン反応が廃止された。生後6月までにツ反を省略して、BCGを接種することになった。ツ反はその子か結核にかかっているか?という検査である。年齢から考えて、感染して治癒したとは考えられない? ツ反自体が手間だし、2日後に判定するという煩雑さもあり、また費用もかかることから、ツ反の廃止に意義を唱えるつもりもないし、BCGが有効か?という議論をするつもりもない。ツ反の代役として登場したのが、コッホ現象という、実に古い科学現象である。 通常、BCGを接種すると、およそ1ヶ月で、接種した部位が赤くなって化膿する。生きたBCG菌を皮下に植え付けるのだから、1ヶ月ぐらいで化膿することになる。話は脱線するが、強く化膿した7名の患者さんの検査を行ったことがある。果たしてBCG菌による化膿なのか?7名中4名からBCGのDNAが検出された。残りの3名の中の
先日、ワクチンの同時接種と補償について記事を書きました。 その時は原典の文章を読まずに引用してある文献を読んだ のですが、その後、引用元である原典に当たりました。 この日本医事新報の・・・ この部分と、 (庵原俊昭.Hibワクチンと他のワクチンとの同時接種. 日本医事新報2010;4485:83-84) 小児科(金原出版)の・・・ この部分です。 (岡部信彦.Hibワクチン,肺炎球菌ワクチン(PCV7)の 一時停止と再開.小児科2011;52:1191-1198) ・・・皆さん、どう感じますか? ここの部分はそれぞれ、 定期予防接種と任意予防接種を同時に打った場合、 健康被害が出たら補償額の大きい定期予防接種の 金額が出るということを言っています。 大ニュースじゃないですか? だって、お母さん達が毎週毎週、一つづつ注射を打ってもらいに 小児科に通うのは、子供に何かあったら心配だからです。
1963年生まれの精神科医がうつ病について論考を重ねた本だが、そのテーマの門外漢でも読み始めたら止まらなくなる面白さがある。「健全な懐疑心と論拠となる一次資料」で様々な定説を果敢に検証、時に常識破りの逆説を提示してみせる。展開がスリリングなのだ。 例えば、本書の執筆動機だったという「なぜ自殺者は3万を超えているのか」と題した第1章。 確かに日本の年間自殺者数は98年以来ずっと3万人超えだ。人口10万人当たりの自殺率を見ても、50年代のなべ底不況の数年間に匹敵する水準が長らく続いている。これはとんでもない社会問題だ、と識者らは言うし、国民の多くもそう思っている。 しかし、著者はそこに異を唱える。自殺リスクは10歳未満でほとんどなく、40代から60代が高い。そして日本の人口構造は少子高齢化が進んできた。要するに、自殺者数が3万人超えとなった主因は、団塊の世代が自殺好発年齢になったこと。人口構造
一年前にヒブワクチンと肺炎球菌ワクチンの 同時接種を受けた後の子供が亡くなるという 事例が相次ぎ、厚生労働省がその予防接種の見合わせを 指示したニュースがありました。 結論はその後、専門家による検討会(薬事・食品衛生審議会医薬品等 安全対策部会安全対策調査と子宮頸がん等ワクチン予防接種後副反応検討会の 合同会合)で検討され、その結果が発表されました。 「死亡とワクチン接種との直接的な因果関係は認められない」 「同時接種で重篤な副反応の増加は認められず、安全上の懸念は 認められない」というものです。 (その時の私のブログ記事はこちら。) 私が診療している病院ではやっとその厚生労働省による見合わせ 以前の水準に戻りました。しかし、まだ三種混合ワクチン、 ヒブワクチン、肺炎球菌ワクチンの単独接種のために毎週 いらっしゃる方もいますし、市町村の医師会やNPOで 「慎重を期すため原則として単独接種で
ナナオは3月26日、医療用の19型液晶ディスプレイ「SMD 19102 DL」を、ドイツの子会社EIZO GmbHで開発および生産し、ドイツや米国市場向けに発売したと発表した。 SMD 19102 DLは、表示画像をディスプレイ本体に保存するLast Image Hold(LIH)機能を備えており、映像出力機器からの入力信号がなくなっても、画像を表示できる。 これまで、一部の旧式のX線撮影装置とLIH機能を搭載しないディスプレイの組み合わせにおいては、医師が撮影内容を確認するために、患者に放射線を一定時間照射し続ける必要があった。SMD 19102 DLを利用すれば、X線の照射時間を短縮でき、患者や医師の被ばく量の低減につながるという。 ドイツや米国では、X線撮影表示装置にLIH機能を搭載することが義務付けられており、同機能を搭載しない旧式の装置は対応が必須となっている。SMD 19102
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BCGの接種部位は上腕外(伸)側のほぼ中央(三角筋下端)部に行うことが定められています http://www.jata.or.jp/rit/rj/bcg0308.htm ↓ 図(引用) お子さんの接種痕の位置を確かめてみて下さい。一部の医療機関で、かなり前の方に接種していたり、三角筋(肩の筋肉)の部位に接種してたり、斜めに接種しているところまであり、大変気になります。 BCGの接種痕は大人になれば殆どわかりませんが、小児期には針痕がかなり目立つので、全18個を残して免疫をつけるのが目標であるのは当然として、2カ所を綺麗に並べて接種するよう気をつけたいものです。(針痕は平均15個以上なら問題ないとされていますが最低でも16個は欲しいところ) また、BCG接種痕は大きくなると成長につれて2カ所の間が離れて来るので、近くなりすぎないように注意しながら、スタンプ(管針)の外側の輪っかを少し重ねるよ
新しい抗インフルエンザ薬のイナビル(1回の吸入で効果あり)を使用した10歳の小児が、転落事故を起こした。この情報は、10日ほど前に知らされていたが、因果関係不明ということなので、ブログで取り上げるつもりはなかった。しかし、公表されたため、コメントせざるを得なくなった。 現在でも、10歳から20歳未満にはタミフルは処方できない。リレンザとかイナビルという吸入薬を行うのが一般的になっている。先日も「夜中に高熱が出て、外に飛び出そうとした」という12歳の患者さんが来院された。診断はA型インフルエンザ。当時の記憶はなく、なぜ飛び出そうとしたのかは不明であった。幻聴や幻覚があったのだろう。インフルエンザの特徴的な症状の1つでもある。この異常行動にタミフルが拍車をかけるのかは、結論が出ていない。 今年のインフルエンザはタミフルではなく、イナビルやリレンザを使う年齢に多発している。転落などの事故は、一定
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