7月26日、食品安全委員会の放射性物質の食品健康影響評価に関するワーキンググループの第九回会合が開催されました。今回の会合で評価書案が完成したので、最終回ということになります。ワーキンググループ終了後には緊急で第392回食品安全委員会が行われ、30分間の記者会見が開かれました。ワーキンググループと記者会見のシーンをかいつまんでご紹介します。 以前の傍聴記録はこちらです→第一回、第二回、第三回、第四回、第五回、第六回、第七回、第八回 今回のWGの議論には9名の専門委員、4名の専門参考人と6名の委員が参加しました。(欠席の専門委員は佐藤洋氏、遠山千春氏、花岡研一氏、林真氏、村田勝敬氏、委員は畑江敬子氏。) 配布資料はこちらで見ることができます。 評価書案の内容は別記事にまとめましたが、主なポイントは次の通りです。 ●ウランは動物試験の結果から、TDI(耐容一日摂取量)を0.2μg/k
6月7日、全国消費者団体連絡会による学習会「食中毒を起こさないためにくらしの中で注意したいこと」が開催されました。 最近、食中毒に関するニュースを頻繁に見聞きします。改めて食中毒の怖さを感じている方は多いのではないでしょうか? 今年に限ったことではなく、毎年、食中毒は気温や湿度が高くなるこの時期に多く発生しています。もちろん飲食店だけでなく、家庭における原因で発生する食中毒も少なくありません。 今回の学習会では社団法人日本食品衛生協会の高谷幸氏、中村紀子氏、岡本愛氏により、食中毒の種類や家庭でできる予防法についてのお話がありました。この機会にぜひ、食中毒に関する情報を整理し、食中毒にかからないためのポイントを覚えておきましょう。 ☆食中毒を起こさないためにくらしの中で注意したいこと((社)日本食品衛生協会事業部、高谷幸氏、中村紀子氏、岡本愛氏) 平成22年度の食中毒の発生件数は1
株式会社生活環境研究所です。食品の安全性や表示、機能性など食品科学に関する情報を、出版物やセミナーなどで提供しています。 ◆業務/取材依頼◆ info@skk-inc.co.jp ◆事業内容◆ 食品科学に関する執筆、広報誌・パンフレットの制作、講演、セミナーの開催など。詳細はこちら ●本サイトに掲載されているの文章、画像などの著作権は、サイト管理者または第三者である著作権者に帰属します。 ●これら著作物を、私的利用の範囲を超えて、著作権者の許諾なしに複製することは禁止しております。 4月28日、食品安全委員会の放射性物質の食品健康影響評価に関するワーキンググループの第二回会合が開催されました。 第一回会合の傍聴記録はこちらです。 今回の議論には7名の専門委員、8名の専門参考人と7名の委員が参加しました。(欠席者は専門委員である圓藤吟史、川村孝氏、佐藤洋氏、林真氏、村田勝敬氏
株式会社生活環境研究所です。食品の安全性や表示、機能性など食品科学に関する情報を、出版物やセミナーなどで提供しています。 ◆業務/取材依頼◆ info@skk-inc.co.jp ◆事業内容◆ 食品科学に関する執筆、広報誌・パンフレットの制作、講演、セミナーの開催など。詳細はこちら ●本サイトに掲載されているの文章、画像などの著作権は、サイト管理者または第三者である著作権者に帰属します。 ●これら著作物を、私的利用の範囲を超えて、著作権者の許諾なしに複製することは禁止しております。 4月22日、消費者庁栄養成分表示検討会(*1)の第四回が行われました。 *1:現在、日本では栄養成分表示は任意ですが、本検討会で来年の夏をめどに義務化の検討を含めた議論を行うことになっています。 以前の検討会の傍聴記録はこちら→第一回、第二回、第三回 本検討会は15名の委員で構成されており、今
株式会社生活環境研究所です。食品の安全性や表示、機能性など食品科学に関する情報を、出版物やセミナーなどで提供しています。 ◆業務/取材依頼◆ info@skk-inc.co.jp ◆事業内容◆ 食品科学に関する執筆、広報誌・パンフレットの制作、講演、セミナーの開催など。詳細はこちら ●本サイトに掲載されているの文章、画像などの著作権は、サイト管理者または第三者である著作権者に帰属します。 ●これら著作物を、私的利用の範囲を超えて、著作権者の許諾なしに複製することは禁止しております。 3月23日、第372回の食品安全委員会が行われました。 厚生労働省から3月20日に放射性物質の指標値に関して食品健康影響評価(リスク評価)をして欲しいという依頼があり、今回はそれが議題となりました。 福島県の原子力発電所から放射性物質が放出されたことにともなって、いくつかの農作物や原乳から「暫定
株式会社生活環境研究所です。食品の安全性や表示、機能性など食品科学に関する情報を、出版物やセミナーなどで提供しています。 ◆業務/取材依頼◆ info@skk-inc.co.jp ◆事業内容◆ 食品科学に関する執筆、広報誌・パンフレットの制作、講演、セミナーの開催など。詳細はこちら ●本サイトに掲載されているの文章、画像などの著作権は、サイト管理者または第三者である著作権者に帰属します。 ●これら著作物を、私的利用の範囲を超えて、著作権者の許諾なしに複製することは禁止しております。 2月8日、消費者庁による食品安全セミナー「農薬について、知りたいこと、伝えたいこと」が開催されました。 当日は、農薬のリスク管理手法や生産現場の様子、有機農業に関する講演とディスカッションがありました。 ☆「農薬のリスク管理はどのように行われているのか」(財団法人残留農薬研究所理事、加藤保博氏)
株式会社生活環境研究所です。食品の安全性や表示、機能性など食品科学に関する情報を、出版物やセミナーなどで提供しています。 ◆業務/取材依頼◆ info@skk-inc.co.jp ◆事業内容◆ 食品科学に関する執筆、広報誌・パンフレットの制作、講演、セミナーの開催など。詳細はこちら ●本サイトに掲載されているの文章、画像などの著作権は、サイト管理者または第三者である著作権者に帰属します。 ●これら著作物を、私的利用の範囲を超えて、著作権者の許諾なしに複製することは禁止しております。 1月31日、消費者庁栄養成分表示検討会(*)の第二回が行われました。 *日本では栄養成分表示は任意ですが、本検討会で来年の夏をめどに義務化に向けた議論を行うことになっています。 第一回検討会の傍聴記録はこちらです。 今回は論点整理のために、国立医薬品食品衛生研究所安全情報部第三室長の畝山智香子
食品科学評論家の正木英子が代表を務める株式会社生活環境研究所です。食品の安全性や表示、機能性など食品科学に関する情報を、出版物やセミナーなどで提供しています。 ◆業務/取材依頼◆ info@skk-inc.co.jp ◆事業内容◆ 食品科学に関する執筆、広報誌・パンフレットの制作、講演、セミナーの開催など。詳細はこちら ●本サイトに掲載されているの文章、画像などの著作権は、サイト管理者または第三者である著作権者に帰属します。 ●これら著作物を、私的利用の範囲を超えて、著作権者の許諾なしに複製することは禁止しております。 12月20日、消費者庁栄養成分表示検討会の第一回が行われました。 現在の日本では栄養成分表示は任意ですが、本検討会で来年の夏をめどに義務化に向けた議論を行うことになっています。 消費者庁では今年10月にトランス脂肪酸の情報開示に関する指針案を出しており、栄養
◆業務/取材依頼◆ info@skk-inc.co.jp ◆業務内容◆ 食品科学に関する執筆、広報誌・パンフレットの制作、講演、セミナーの開催、サイトの運営など 日本で初めてのBSE感染牛が見つかった日から約9年がたちました。 皆さんは牛肉の安全性(BSEに関して)をどのように考えていますか? 何も気にせず普通に食べているという人もいれば、全頭検査をやっているから大丈夫だと思っている人もいるかもしれません。 今回ご紹介する本「牛肉安全宣言 BSE問題は終わった」(唐木英明著、2010年PHP研究所、定価1,680円)では、いまだに多くの人に知られていないであろうBSE問題の事実について分かりやすくまとめられています。 例えば、牛の全頭検査とはどういうことなのでしょうか? 輸入された牛肉を検査し病気にかかっていないことを確認する、ということではありません。 本当は、と殺され
◆業務/取材依頼◆ info@skk-inc.co.jp、 お問合わせフォームでも受け付けています ◆業務内容◆ 食品科学に関する執筆、広報誌・パンフレットの制作、講演、セミナーの開催、サイトの運営など 9月7日、東京大学大学院農学生命科学研究科食の安全研究センターによる講演会「食と科学-リスクコミュニケーションのありかた-」が開催されました。 本講演会では、欧州食品安全機関(EFSA*1)においてリスクコミュニケーション(*2)を担当しておられたイレーネ・ファン・ヘーステーヤコブ氏と、EFSAで遺伝子組換え作物の生態学的影響に関するアドバイザーをしているスー・ハートリー氏による講演、そして、食に関わる各ステークホルダーをまじえたパネルディスカッションが提供されました。 *1:EFSAは、EUでの食品安全に関する法律の立案などに際して、科学的なアドバイスや情報収集、技術サポートな
12月14日、食の信頼向上をめざす会によるメディアとの情報交換会が開催されました。 今回のテーマは「トクホとはなにか?」ということで、エコナ問題(*)を切り口に、トクホや海外の健康食品、情報発信の仕方などについての講演がありました。 (*:「体に脂肪が付きにくい」食用油としてトクホをとった花王株式会社のエコナに、精製過程で生じる発がん性物質になる可能性のあるグリシドール脂肪酸エステルが普通の油の約10倍含んでいることが分かり、今年の10月に花王自らがトクホの失効届けを出した。) 3時間に及ぶセミナーでは様々な情報が提供されましたが、今回は「一般の人に誤解されやすい」こととして会場で話題にのぼったことを数回に分けて書きたいと思います。 ☆「食の安全は守られている」と「食品にゼロリスクはない」は矛盾している? 食の信頼向上をめざす会会長の唐木英明氏は、ある講演で「食の安全は守られてい
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