自民党県連は25日、次期参院選県区(改選定数2)の公認候補予定者の選考委員会を開き、公募に応じた2氏のうち、引退表明した若林正俊元農相の秘書で長男の若林健太氏(45)を選んだ。県連は年内に党本部に対し、若林氏の公認を申請する。同党県連が国政選挙の公認候補を公募で選ぶのは初めて。 公募には若林氏と、前回衆院選の長野3区で落選した元衆院議員の岩崎忠夫氏(67)が応募し、これまでに書類、面接による審査を受けた。 選考委には外部識者6人を含む14人の委員全員が出席。無記名投票で3分の2以上(10人以上)の支持を得ることが選定条件だった。終了後の会見で、選考委員長の吉田博美県連会長は「若林氏が3分の2以上の条件を満たした」としたが、個々の得票は明らかにしなかった。 若林氏が選考された理由については「次の参院選は非常に重要。勝てる候補を選んだ」と述べた。 次期参院選県区では、これまでに民主党県
自民党参院議員で長野選挙区選出の若林正俊元農相(75)が5日、長野市内で記者会見し、来夏の参院選に出馬せず今期で政界を引退すると表明した。 若林氏は農水官僚出身で83年から衆院議員を3期務め、98年から参院にくら替えして現在2期目。06年9月、安倍内閣で環境相に初入閣した。07年5月に自殺した故松岡利勝元農相の臨時代理を皮切りに赤城徳彦、遠藤武彦両元農相の辞任時も後任を務めた。麻生太郎前首相の退陣を控え党内が混乱した今年9月の首相指名選挙では、参院自民から初の党指名候補となった。 「ミスターリリーフ」などと呼ばれた若林氏は「(リリーフを)望んだわけではなかったが、政治家としては良い人生だった」と振り返った。【小田中大】
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く