自民党県連は25日、次期参院選県区(改選定数2)の公認候補予定者の選考委員会を開き、公募に応じた2氏のうち、引退表明した若林正俊元農相の秘書で長男の若林健太氏(45)を選んだ。県連は年内に党本部に対し、若林氏の公認を申請する。同党県連が国政選挙の公認候補を公募で選ぶのは初めて。 公募には若林氏と、前回衆院選の長野3区で落選した元衆院議員の岩崎忠夫氏(67)が応募し、これまでに書類、面接による審査を受けた。 選考委には外部識者6人を含む14人の委員全員が出席。無記名投票で3分の2以上(10人以上)の支持を得ることが選定条件だった。終了後の会見で、選考委員長の吉田博美県連会長は「若林氏が3分の2以上の条件を満たした」としたが、個々の得票は明らかにしなかった。 若林氏が選考された理由については「次の参院選は非常に重要。勝てる候補を選んだ」と述べた。 次期参院選県区では、これまでに民主党県
来夏の参院選県区(改選定数2)に向け、民主党県連の倉田竜彦幹事長は21日、社民党県連の中川博司幹事長と長野市内で会談し、社民党が公認候補を擁立した場合、民主党は2人目を擁立せず、両党の候補をそれぞれ推薦し合う形で協力することを提案した。これに対し社民党県連は、連立与党の国民新党も加えた3党が一致して推薦する無所属の統一候補の擁立を提案。双方が持ち帰って検討することを確認した。 民主党県連は11月、現職で3期目の北沢俊美防衛相(71)の公認を党本部に申請。改選定数2以上の選挙区では原則、複数候補を擁立するとした党本部の方針を受け、「2人目」について対応を検討している。ただ、過去の参院選県区に社民党が必ず候補を擁立してきた経緯があることなどから、連立政権を組む社民党などと調整が必要−としてきた。 21日は倉田幹事長らが社民党県連事務所を訪問。社民党側は「連立与党が協力して改選2議席の獲得を
自民党参院議員で長野選挙区選出の若林正俊元農相(75)が5日、長野市内で記者会見し、来夏の参院選に出馬せず今期で政界を引退すると表明した。 若林氏は農水官僚出身で83年から衆院議員を3期務め、98年から参院にくら替えして現在2期目。06年9月、安倍内閣で環境相に初入閣した。07年5月に自殺した故松岡利勝元農相の臨時代理を皮切りに赤城徳彦、遠藤武彦両元農相の辞任時も後任を務めた。麻生太郎前首相の退陣を控え党内が混乱した今年9月の首相指名選挙では、参院自民から初の党指名候補となった。 「ミスターリリーフ」などと呼ばれた若林氏は「(リリーフを)望んだわけではなかったが、政治家としては良い人生だった」と振り返った。【小田中大】
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