大島幹事長は21日、テレビ東京の番組で、党綱領の扱いについて、「一部修正を視野に入れつつ議論していかなければいけない」と述べ、2005年にまとめた新綱領を見直す考えを明らかにした。 新綱領には「小さな政府」を目指す方針が明記されており、こうした点が見直しの対象となりそうだ。 綱領は党の基本的な立場や目標を定めたもので、自民党は1955年の結党時のほか、95年と05年に策定している。党の政権構想会議が年内にまとめる基本理念を踏まえ、具体的な修正内容を検討する考えだ。 大島氏は「民主党には党綱領がない。寄せ集めだから作れない。我々は新しい自民党の新しい理念を作りたい」とも語り、民主党との差別化に意欲を示した。