1日夜、ニューヨーク州ウエストポイントの陸軍士官学校でアフガニスタン新戦略を発表するオバマ米大統領(ロイター) 【ワシントン=渡辺浩生】ホワイトハウスは4日、オバマ大統領が、今月コペンハーゲンで開催される国連気候変動枠組み条約第15回締約国会議(COP15)の出席日程を当初の9日から、首脳会議の最終日である18日に変更すると発表した。 首脳間の大詰めの交渉に参加しなければ、地球温暖化対策の新たな枠組みの合意に向けた影響力は十分行使できない、と判断したとみられる。 2012年に期限が切れる京都議定書に代わる新たな枠組み構築に向けた政治的合意を目指すCOP15(今月7日〜18日)について、オバマ大統領は当初、10日に開かれる2009年ノーベル平和賞の授賞式に出席するためオスロ訪問の途上、コペンハーゲンに立ち寄って演説する予定だった。 しかし、交渉の最大の山場である17、18日の首脳級会議に、オ
【ワシントン=渡辺浩生】ホワイトハウスは25日、オバマ米大統領が、来月にコペンハーゲンで開催される国連気候変動枠組み条約第15回締約国会議(COP15)に出席すると発表した。温室効果ガスを2020年までに05年比で17%削減する目標を初めて示す。ポスト京都議定書をめぐる国際交渉を後押しするのが狙い。だが、現地滞在はわずか1日で、削減目標も国内合意を欠いたままの提示となり、影響力は未知数だ。 COP15(来月7日〜18日)には、75カ国の首脳が出席する予定。先進国と途上国との対立を背景に、12年に期限が切れる京都議定書に代わる新議定書の合意は、極めて困難な情勢だ。 オバマ大統領は9日に出席する。20年までの目標に加え、05年比で25年までに30%、30年までに42%、50年までに83%削減する段階的な目標も示す。6月に下院で可決された温暖化対策法案の目標に沿ったものだ。 京都議定書を離脱した
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