江戸時代に「梅屋敷」が開設された蒲田では、明治後期に「蒲田菖蒲園」が開かれ行楽地としての賑わいを見せ始める。大正期に「松竹」の「蒲田撮影所」が開所すると、映画関係者が集まる憧れの街となり、日本初の試みをする工場なども続々と開設。時代の先端をゆく街として、多くの人々が集まるようになった。 1902(明治35)年、現在の「大田区立蒲田小学校」付近に広さ約1万坪の「蒲田菖蒲園」が開設された。菖蒲の花のほか四季に応じて牡丹、藤の花などが咲き、園内では鳥類や猿などが飼育され、遠方からの見物人や外国人も訪れるほど人気を博していた。1904(明治37)年、この菖蒲園の見物客のために「蒲田駅」が開業し、蒲田は行楽地として大いに賑わいを見せていくことになった。【画像は大正期】
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