師走直前に無報告が横行 初競りでは1本3億円超えの超高値が付いたこともあるなど人気の青森県大間産クロマグロ 「黒いダイヤ」とも呼ばれるクロマグロで、日本一の「上もの」と言われる青森県大間産。東京・豊洲市場(江東区)では、初競りで3億円超の高値が付いたこともあるなど唯一無二のブランドを築き上げてきた。しかし、漁獲データの無報告が大量に発覚。評価が覆されかねない事態が表面化し、市場関係者などの間で混乱が広がっている。(時事通信水産部長 川本大吾) ◇ ◇ ◇ 高級すしネタとして知られるクロマグロは、かつて大半が日本で消費されていたが、今では国際商材。健康志向や和食ブームに乗って、欧米や中国でも需要が伸びている。中でも大間のマグロは別格。仲卸を通じて中国へ渡り、香港のすし店で提供されたりしたことも話題となった。 海外での消費も堅調な中で、マグロの資源管理には厳しい目が注がれている。国際会議で関係
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