<J1:山形3-1仙台>◇第13節◇17日◇NDスタ J1初の「みちのくダービー」は、山形に軍配が上がった。1-1の後半14分、FW田代有三(27)が勝ち越しゴールを奪うと、23分にも勝利を決定づけるこの試合2得点目をゲット。W杯中断期間中に取り組んだ「4-1-4-1」システムの攻撃力が、威力を発揮した形だ。 エースの2発が、新たなダービーの歴史を築いた。1-1の後半14分、田代が相手GKの動きをきっちり確認し、狭いゴールの左隅へ勝ち越し弾を流し込む。「宮さん(MF宮沢)からいいボールが来た。枠に入れるだけでした」と仲間をたたえる。自らのゴールもうれしいが、新システムの完成度がアップしていることを、喜んだ。 ホーム最多2万231人の大歓声を、最初に呼び込んだのは、生え抜きMF秋葉だった。開始早々、中央約40メートルのロングシュートをたたき込み、先制する。「雨が降っていたので(何か起きると思