11月14日、ドイツのメルケル首相は、CDU党大会で演説し、欧州は「第2次大戦後最も厳しい局面」にあるとの認識を示した(2011年 ロイター/Tobias Schwarz) [ライプチヒ 14日 ロイター] ドイツのメルケル首相は14日、キリスト教民主同盟(CDU)党大会で演説し、欧州は「第2次大戦後最も厳しい局面」にあるとの認識を示した上で、危機を克服するため政治的統合を進める必要があると訴えた。 同首相は、欧州債務危機の解決に向けた新たなアイデアは示さなかったものの、今後さらなる犠牲を受け入れなければならないと指摘。「われわれの世代の課題は、欧州で始めたことを完結させることだ。それは、政治統合に向け一歩ずつ進んでいくことだ」と語った。