11月12日、イタリアのベルルスコーニ首相は、議会が財政安定法案を可決したことを受けナポリターノ大統領に辞表を提出、受理された。写真は首相の辞任を祝うローマ市民(2011年 ロイター/Remo Casilli) [ローマ 12日 ロイター] イタリアのベルルスコーニ首相は12日、議会が財政安定法案を可決したことを受けナポリターノ大統領に辞表を提出、受理された。同首相の辞任を求めてローマ中心部に集まった数千人の市民は、スキャンダルにまみれたベルルスコーニ政権の崩壊を祝った。 新政権の首相にはモンティ元欧州委員が就任し、イタリアが直面する財政危機問題に取り組む見込み。 ナポリターノ大統領は13日0800GMT(日本時間午後5時)から政治指導者らとの協議を開始し、モンティ氏に組閣を要請するとみられている。金融市場が開く月曜日までの新内閣発足を目指す。 モンティ新内閣はテクノクラート中心の小規模な