海運大手の日本郵船はウクライナ国内の港に停泊中の貨物船3隻について、出港が制限されているため、国外に退避できていないことを明らかにしました。 ロシアによるウクライナへの軍事侵攻を受けて、日本郵船は今月24日、自社が運航するウクライナ国内の港に停泊中の貨物船の3隻について、国外の安全な海域に退避させる方針を決め、退避に向けた準備を進めていました。 しかし、会社によりますと、港の管理者から出港の許可が下りず、26日現在もすべての貨物船が退避できない状態が続いているということです。 3隻の貨物船には外国人船員合わせて60人ほどが乗っているということですが、現時点で被害の情報は確認されていないということです。 日本郵船は「ウクライナ情勢が緊迫化する中、出港の許可が下りしだい速やかに安全な海域に退避させたいが、まだ見通しは立っていない」としています。
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