「美術館とは過去と現在を未来につなげていく場所」。アーティゾン美術館副館長・笠原美智子インタビュー新型コロナウイルスが感染拡大する前の1月18日に開館したアーティゾン美術館。開館から約半年の間に、日本の、そして世界の美術館を取り巻く状況は大きく変化した。都心でもっとも新しい美術館であるこの美術館で副館長を務める笠原美智子は、この半年をどう振り返り、未来をどう眼差すのか? 聞き手・構成=杉原環樹 ポートレート撮影=稲葉真 笠原美智子 忘却された「美術館とは一体何なのか?」という問い──アーティゾン美術館としてのオープンから約半年が過ぎました。反響の声も含めて、いまどのような手応えを感じられていますか? ブリヂストン美術館という日本有数の近代美術コレクションを持っている美術館の名前を変えるということ、さらに現代も範疇に入れて展覧会を展開することについて、当初、抵抗を感じる方がいたこともたしかで
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