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ブックマーク / bijutsutecho.com (3)

  • 「美術館とは過去と現在を未来につなげていく場所」。アーティゾン美術館副館長・笠原美智子インタビュー

    「美術館とは過去と現在を未来につなげていく場所」。アーティゾン美術館副館長・笠原美智子インタビュー新型コロナウイルスが感染拡大する前の1月18日に開館したアーティゾン美術館。開館から約半年の間に、日の、そして世界の美術館を取り巻く状況は大きく変化した。都心でもっとも新しい美術館であるこの美術館で副館長を務める笠原美智子は、この半年をどう振り返り、未来をどう眼差すのか? 聞き手・構成=杉原環樹 ポートレート撮影=稲葉真 笠原美智子 忘却された「美術館とは一体何なのか?」という問い──アーティゾン美術館としてのオープンから約半年が過ぎました。反響の声も含めて、いまどのような手応えを感じられていますか? ブリヂストン美術館という日有数の近代美術コレクションを持っている美術館の名前を変えるということ、さらに現代も範疇に入れて展覧会を展開することについて、当初、抵抗を感じる方がいたこともたしかで

    「美術館とは過去と現在を未来につなげていく場所」。アーティゾン美術館副館長・笠原美智子インタビュー
  • 青春の苦悩と孤独を歓喜にかえた画家たち:木田金次郎展(府中市美術館)

    近代日を代表する文学者のひとり、有島武郎(ありしま・たけお)の小説『生れ出づる悩み』の出版100年を記念し、モデルとなった北海道の画家・木田金次郎の展覧会が開催される。 『生れ出づる悩み』は画家を志しながら、生活のために漁師となった青年「木」と小説家「私」との出会いと交流、そして互いが抱える創作の苦しみを綴ったもの。木のモデルである木田と有島は、1910年に札幌で出会い交流を重ね、有島は木田の姿に触発されて一編の小説をまとめ、いっぽう木田は有島から薫陶を受けながら絵画の道を進む。 有島の強いすすめもあり、生まれ故郷で地方の漁村である北海道・岩内で活動した木田は、にぎわう漁港や波しぶく岩場を奔放な筆づかいと鮮烈な色彩で描き、1954年にそれまで描いた1500点あまりの作品を失う火災に遭うも、同地で制作を続けた。 展では、木田の生涯を80点の作品でたどるとともに、有島の『生れ出づる悩み

    青春の苦悩と孤独を歓喜にかえた画家たち:木田金次郎展(府中市美術館)
  • 政府が改正目指す博物館法。登録インセンティブや学芸員の処遇改善など課題積み残し

    政府が改正目指す博物館法。登録インセンティブや学芸員の処遇改善など課題積み残し2月22日に閣議決定された博物館法の改正案。博物館への登録要件を緩和するこの改正案について、衆議院の文部科学委員会で23日、3時間に渡る審議が行われた。 文部科学省 今年2月22日に閣議決定された博物館法の改正案。博物館への登録要件を緩和するこの改正案について、衆議院文部科学委員会で23日、3時間に渡る審議が行われ、全会一致で原案通りの可決となった。 博物館には登録博物館、博物館相当施設、博物館類似施設の区分があり、2018年時点では登録博物館(914)、博物館相当施設(372)、博物館類似施設(4452)となっており、約8割が博物館法の対象外だ。これまで博物館法では登録要件が地方公共団体や一般社団法人、財団法人などに限定されていたが、今回の法改正ではこれを緩和。法人類型に関わらず登録ができるようになり、登録を促

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