深い海に潜るダイビングやスキューバダイビングには、いくつかの障害のリスクが伴い、そのほとんどは圧力の変化によって引き起こされます。同様の障害は、海底トンネルの工事や、ケーソン(防水の箱型の構造物で、建設現場などで使用します)内で作業する人にも起こります。水の浸入を防ぐために、海底トンネルやケーソンでは気圧を高くしているからです。 水中の圧力 水中ではその上にある水の重さが加わるため圧力が高くなりますが、これは地表の気圧(大気圧)が空気の重さによって生じていることと同じ原理です。ダイビングでは水中の圧力を、深さの単位(フィートまたはメートル)か、または絶対気圧で表します。絶対気圧で示される気圧には水の重さが加算されます。例えば水深10メートルでは1気圧(1平方センチメートル当たり1.03キログラム)に、水面の大気圧である1気圧を加えます。すなわち水深10メートルまで潜ったダイバーは合計で2絶
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