パリ(Paris)で行われたユネスコの総会で演説するパレスチナ自治政府のリヤド・マルキ(Riyad Al-Malki)外相(2011年10月31日撮影)。(c)AFP/MIGUEL MEDINA 【11月1日 AFP】国連教育科学文化機関(ユネスコ、UNESCO)は31日の総会で、パレスチナを加盟国として承認した。パレスチナは国連(UN)加盟に向けて大きな勝利を勝ち取った。 採決ではアラブ・アフリカ・中南米諸国のほか中国やインドなどのアジア諸国107か国が賛成し、イスラエル、米国、カナダ、オーストラリア、ドイツなど14か国が反対。日本と英国を含む52か国が棄権した。パレスチナの加盟に強い疑義を表明していたフランスは賛成に回った。 一方米国は、ユネスコの年間予算の約22%にあたる拠出金を凍結すると発表した。国務省のビクトリア・ヌーランド(Victoria Nuland)報道官は、「わが国は1