〔2022年5月12日公開〕人口およそ13億人が暮らすインド。大きな経済発展を遂げ、巨大な消費市場が注目されている。食品分野の自給率は高く、なかでも乳製品は、世界最大規模の生産量といわれ、その材料となる生乳を生産するのは、全国に広がる8,000万戸の小規模な酪農家たちだ。一方で、小規模ゆえに酪農家の生活改善、農村...
インドでは近年、都市部を中心に食文化の多様化や食料品に対する高額消費が進むほか、特に「新型コロナ禍」以降は健康志向の高まりやEC(電子商取引)・デリバリーなど新業態の発達、スタートアップの活躍など、食品の消費において新しいトレンドが生まれている。一方、日本からの輸出にあたっては輸入規制、価格競争力、食文化の違いなど、さまざまな面で課題が多く、難易度の高い市場であり、商品やビジネスモデルのアレンジなど、アプローチには工夫が必要となる。 ジェトロでは、2021年11月にオンラインセミナー「インド食品市場へのアプローチ-アッパーミドル&トップの胃袋を掴(つか)むには-」を開催。インドで数々の調査やコンサルティングを行い、インド事情に精通するインフォブリッジグループ代表の繁田奈歩氏にポイントを聞いた。本レポート(前編)では、本セミナーの内容をもとにインドにおける食品の消費トレンドの変化について解説
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