キリンホールディングスは16日、中国で清涼飲料事業を展開する合弁会社の華潤麒麟の持ち分全てを中国の投資ファンド、プラトー・コンシューマーに約1150億円で売却すると発表した。 華潤麒麟は食品や飲料事業などを手掛ける華潤創業(60%)とキリンHD(40%)の合弁会社で2011年に設立された。売却後も中国での清涼飲料事業の知的財産権の使用など華潤グループとの業務提携は継続する。事業ポートフォリオ最適化の観点などから売却を決定したとしている。 売却によりキリンHDは今期(22年12月期)に投資の売却益として約390億円を計上する見込みだという。今期の業績に与える影響は精査中で、今後の見通しについて開示すべき事実が決定した場合には速やかに公表するとしている。 キリンHD株は発表後に一時前日比1%安に下落したもののその後は反発し、午前9時40分時点では1%高の1998.5円で取引されている。 関連記
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