キリンジの配信シングルが、2カ月連続でリリースされる。5月30日より配信される「祈れ呪うな」は堀込高樹が作詞・作曲を手がけた、原発問題へのキリンジなりのメッセージソング。そして6月27日より配信される「涙にあきたら」は、堀込泰行作詞・作曲のやさしいミディアムナンバーだ。 ナタリー3度目の登場となる今回のインタビューでは、この2曲が生まれた経緯や歌詞に込められた思いについて深く話を訊くとともに、2人の現在のサウンド嗜好や、来るべきファン待望のオリジナルアルバムについても追求。さらに、彼らの意外な日常が垣間見えるプライベートな話題についても答えてもらった。 取材・文 / 臼杵成晃 白黒付かなさ加減を書いたほうがいいかなと ──今回の配信シングル2曲ですが、まずは「祈れ呪うな」「涙にあきたら」というタイトルの強さにドキッとしました。この2曲が生まれた経緯について、詳しく訊かせてください。第1弾の