近畿大学志願者数の推移この記事の写真をすべて見る 加藤公代(かとう・きみよ)/近大文芸学部卒業後、1993年に大学職員に。総務部や近大和歌山キャンパスの学部事務部などを経て現職(撮影/岡田晃奈) 上からはプレッシャー。下からは突き上げ。両方にさらされる存在が「課長」だ。日本経済が停滞する中、労働環境の厳しさも増している。それでも結果を出さねばならない。「課長」が大切にする基本とは。 2014年度から3年連続で志願者数日本一(大学ソリューション・パートナーズ調べ)の座を守る近畿大学(本部・大阪府東大阪市)。実に、約12万人の受験生がこの大学に出願する。 9月中旬、近大広報部では来年度の大学案内用パンフレット作りの打ち合わせが行われていた。部員の前で、広報課長の加藤公代さん(46)は取材の進み具合をチェックしていった。 「この企画、早く出られる人を探さないとあかんのちゃう?」 「知り合いの先生