出版業界と科学コミュニティで最も話題になるテーマの一つが、インパクト・ファクターです。毎年トーマス・ロイターがジャーナルに対して与えているインパクト・ファクターとは、前の2年の間にそのジャーナルに掲載された論文が、その年に引用された比率を平均したものです。先月、ローマス・ロイターから、2013年の新しいインパクト・ファクターを掲載した待望のJournal Citation Reports (JCR)が発売されました。それによると、最新号のJCRには、83カ国、232分野にわたる、10,853のジャーナルが挙げられているということです。初めてインパクト・ファクターを受けるジャーナルは379、引用に疑わしいところがあるということで付与が中止になったジャーナルは37ありました。中止になったジャーナルは2年後に再度評価を受け、JCRへの掲載の可否を判断されます。 ここでは、今回のJCRで注目を集め
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