呉市における議会図書室発の政策形成力の強化 ●文部科学大臣賞の受賞 呉市議会図書室(広島県;E1882参照)は,議員をメインターゲットとした図書室だが,議員だけでなく市役所職員(以下「職員」)からのレファレンス依頼も受け付けている。2018年10月30日,第20回図書館総合展で開催された「地方創生レファレンス大賞最終審査・授賞発表」にて,呉市議会図書室が携わった取組が評価され,文部科学大臣賞という栄誉ある賞を受賞できた。議会図書室としての取組のほか,実際に議員からのレファレンス依頼から議会質問につながった事例や,職員からのレファレンス依頼により産業分野の政策支援につながった事例を発表した。 ●発表事例 議員からのレファレンス依頼は,視覚・聴覚障がい者への支援とDMO(地域と協働して観光地づくりを行う法人)についてであった。前者では,人手不足になっていく今後を考え,ICTを使った先進事例,例
こういうのに行ってきた。 2018年1月27日(土)日本図書館研究会第335回研究例会 発表者:鴨志田浩氏(公益財団法人大宅壮一文庫事務局) テーマ:雑誌の図書館 大宅壮一文庫の成り立ちとこれから http://nal-lib.jp/events/reikai/2017/335invit.html 大宅壮一文庫*1は2015年に一度訪れて圧倒されてきた場所*2だが、改めて中の人の話が聴けるとなればそれはそれで興味深い。参加者は20名程度、老若男女。 という訳で、以下はxiao-2の聞きとれた/理解できた/メモできた/覚えていた範囲でのメモ。 はじめに 大宅壮一文庫は、今年度で活動46年目。 しかし近年認知度があまり高くなく、また財政的にも厳しい。そこでクラウドファンディングを実施して、幸い割と成功した。 大宅壮一文庫を知っている方は?(会場の大半挙手) 今日は以下の3部構成で話す。 大宅壮
2017年11月1日、名古屋大学ジェンダー・リサーチ・ライブラリ(GRL)が開館しました。 GRLは、名古屋大学と東海ジェンダー研究所が連携し、ジェンダー問題に関する研究・教育、研究者の育成、男女平等意識の啓発・普及に向け、フェミニズム、ジェンダー研究に関わる図書、雑誌、リーフレットやパンフレットなど、多様な文献、史・資料を蒐集・保存する施設です。 東海ジェンダー研究所の蔵書に加えて、研究所顧問の水田珠枝氏(名古屋経済大学名誉教授)から寄贈を受けた「水田珠枝文庫」、榊原千鶴氏(名古屋大学男女共同参画センター教授)が蒐集した「明治期女性教育書コレクション」のほか、「名古屋市の共同保育所関連資料」「男女雇用機会均等法関連資料」「アメリカ女性史関連資料」「イギリス性差別禁止・雇用平等関係資料」といったアーカイブコレクションがあります。 また、展示スペースでの図書や史・資料の展示、蔵書および新着図
毎日暑い日が続いています。が、エル・ライブラリーのスタッフは昼過ぎからは長袖を着ています。冷房が効きすぎて寒いのです‥‥(温度を調整できないのです)。 さて、この酷暑に寒いなどという贅沢なエル・ライブラリーの閲覧室では毎日古本市・バザーを開催中。なのですが、物資が枯渇してきております。よろしければご自宅や職場に眠っているものや本などをお送りいただけると助かります。 図書館を運営するために爪に火を灯すように切り盛りしている当館にとってはこの寄付もとても大切な収入です。どうぞご協力賜りますようお願い申し上げます。 古本:ジャンルを問わず。人気があるのは文庫。次いで新書。 バザー品:文具、食器、タオル、寝具等未使用品に限る。かばん・衣類(新品、もしくはクリーニング済みのもの、ブランド物)、など。人気があるのはタオル。 送付先 540-0031 大阪市中央区北浜東3-14 エル・おおさか4階 エル
土木図書館デジタルアーカイブスに掲載している下記資料を提供した。 *1 大河内甲一「渋谷線の高架鉄道工事」『土木建築工事画報』第3巻第11号,昭和2年11月発行(1927年),p.22-23 http://library.jsce.or.jp/Image_DB/mag/gaho/kenchikukouji/03_11.html *2 「東京高速度渋谷線の建設工事」『土木建築工事画報』第13巻第10号,昭和12年10月発行(1937年),p.188-189 http://library.jsce.or.jp/Image_DB/mag/gaho/kenchikukouji/13_10.html *3 「開通迫る東京高速鉄道渋谷線」『土木建築工事画報』第14巻第6号,昭和13年6月発行(1938年),p.267 *4 「東横百貨店増築工事」『土木建築工事画報』第14巻第6号,昭和13年6月発行(
2017年5月18日、日本初の雑誌図書館である公益財団法人大宅壮一文庫は、運営資金募集のためにクラウドファンディングを開始したことを発表しました。 文庫自体の利用者が減少して、従来通りの運営を続けていくことが難しくなっているとしています。資金は、事務局職員の給与、施設・備品の補修や購入、雑誌記事索引データベースシステムの改修費、維持運営費に充てるとしています。 トピックス(大宅壮一文庫) http://www.oya-bunko.or.jp/tabid/165/Default.aspx ※「2017.05.18」に「クラウドファンディング開始しました。」とあります。 大宅壮一文庫を存続させたい。日本で最初に誕生した雑誌の図書館(Readyfor) https://readyfor.jp/projects/oya-bunko 参考: 松竹大谷図書館、ネットで運営資金の募集を開始:「組上燈籠絵
運営難が続く雑誌専門の図書館「大宅壮一文庫」(東京都世田谷区)が18日、クラウドファンディング(CF)で運営資金の募集を始めた。ネットの普及や出版市場の縮小に伴い利用者が減少。積み立てを切り崩して運営していた。 CF最大手のサイト「レディーフォー」(https://readyfor.jp/projects/oya-bunko)で6月30日まで受け付ける。目標額は500万円だが、下回った場合は全額返金する。3千~10万円までの5段階の出資額に応じて、入館料が無料になったり、書庫を自由に閲覧できたりといった特典を「購入」する方式。 同文庫は評論家・大宅壮一氏(1900~70年)の遺志により、氏のコレクションを元に71年に開館。現在の蔵書は約78万冊で、明治、大正期の創刊号などもある。マスコミ関係者の利用が多く、2015年度は延べ約8万7千人が利用した。昨年度は約500万円の赤字を見込む。 鳥山
「旅の図書館」リニューアルオープンへの取り組み 旅の図書館は1978(昭和53)年,財団法人日本交通公社が開設した旅・観光をテーマとする数少ない専門図書館の一つである(「観光文化資料館」として開設,1999年に現名称に改称)。長らく旅の下調べをする方から観光に関する研究者まで幅広くご利用をいただいてきたが,2015年10月から1年間の閉館期間を経て東京都港区南青山に移転し,2016年10月3日にリニューアルオープンした。今回のリニューアルは,新社屋への移転を機に,これまで別々の場所にあった当財団本部総務部門・研究部門との一体化を実現したもので,それまでの「テーマある旅を応援する図書館」から「観光の研究と実務に役立つ図書館」をコンセプトとする新たな図書館への転換を図ったものである。構想,収蔵方針の見直し,独自分類の構築と本部資料室資料の統合,図書館を含めた新社屋の建設,書架計画等,構想からリ
当館資料も活用されたエッセイを寄贈いただきました。それは、かの有名な『女工哀史』(細井和喜蔵著、1925年)のもう一人の作者と呼ばれている、高井としをの自伝『わたしの「女工哀史」』について書かれた歴史エッセイです。 著者は元教員の阪上史子さんで、阪上さんは『わたしの「女工哀史」』という1980年に書かれた本に出合ったことで、このエッセイを著すこととなったそうです。歴史の教科書にも載っている『女工哀史』は有名ですが、その著者である細井和喜蔵には事実婚の妻・としをがおり、彼女自身の工場体験を詳らかに細井に語ったことで名著が生まれた、ということはあまり知られていません。 婚姻届を出していなかったために、遺族として『女工哀史』の印税を受け取れなかったとしをは貧乏のどん底で大変な苦労をします。和喜蔵亡きあと、再婚した相手とも戦争中の空襲によって死別し、戦後は五人の子どもを日雇い労働(いわゆるニコヨン
ロンドンにある女性運動の専門図書館フェミニストライブラリーが閉鎖の危機にあるとのことです。 フェミニストライブラリーが入居している建物を保有しているサザーク区カウンシルが、年間の賃料を1万2千ポンドから3万ポンドに値上げしたためで、この増額に合意できない場合、2016年3月1日に退去する必要があるとのことです。 同館では、昨年から新しい建物を探しているけれども、適切な物件を見つけることができていないとのことです。 同館では、緊急の寄附金を募集しているほか、カウンシルに対してその決定の再考を促すための署名運動を行なっています。 カウンシルは、4月30日までライブラリーの決定を待つとのことです。 フェミニストライブラリーは、女性運動の資料の保存と参政権運動の歴史を記録するために1975年に女性グループによって設立されたライブラリーで、世界中の7,000冊の本、1,500タイトルの雑誌や、フェミ
雑誌の図書館として知られる「大宅壮一文庫」(東京都世田谷区)が、赤字運営を続けている。マスコミ関係者の利用が多く、出版市場の縮小やインターネットの普及で来館者が減っているためだ。4月からは資料のコピー代を約15年ぶりに値上げした。 「赤字軽減とデータベースの改修にお力添えいただきたくお願いいたします」。京王線八幡山駅から徒歩数分。地上2階、地下2階建ての大宅壮一文庫の入り口には、コピー代の値上げ(白黒が52円から54円)に協力を求める「お知らせ」が張り出されていた。 文庫は評論家の故・大宅壮一氏(1900~70)の遺志で、氏の雑誌コレクションを元に71年、自宅跡地に開館した。「一億総白痴化」や「恐妻」など、数々の造語を生み出した大宅氏は博覧強記で知られ、雑誌を中心に約20万冊を収集。55年のインタビューで、自身の蔵書についてこんなふうに答えている。「僕は本を集めるんでもだな、図書館にあるよ
〈開館日・開館時間〉 月曜日~水曜日 9時30分~16時30分 国民の祝日・休日および年末・年始を除く。 高等学校生徒以下の方は原則として入館できません。利用を希望される場合は、電話連絡の上、学校(担当教員)を通して、来館前日までに利用申請を行ってください。
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